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この腐りきった社会にとどめを刺したい! [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「子ども産まない方が幸せ、勝手なこと」自民・二階氏:朝日新聞デジタル

もし私が20年前に戻れるなら、「結婚しないほうが幸せだよ。子供はいないほうが豊かに楽しく暮らせるよ」と自分自身に警告しておいたでしょう。自分の周りを見渡すと、男女ともに独身者や子供のいないカップルが圧倒的な「勝ち組」に見えます。彼らは私よりもはるかに裕福な暮らしを享受しており、年に1度程度は海外旅行に出かける余裕もあります。多幸感あふれる素敵な笑顔とコロコロとした笑い声に満ちた生活をしているように見えます。

そんな無邪気な人々は、私も彼らと同じレベルの生活を送っていると自分勝手に思いこんでおり、「海外に行ったら、どこそこのレストランがおすすめですよ」などいらぬお節介をします。彼らの話題は海外旅行の話が多いので食傷気味です。そのたびに私は視線を外して、遠くをぼんやりと見つめ、しばらく間をおいてから悲しい笑顔を浮かべ、心の中でため息をつきます。きっと私が海外に行くときは、日本から追い出されて、移民するときでしょう。その前に自発的亡命(voluntary exile)をするかもしれません。

彼らとは違って、深刻な将来不安を抱える私は、昼間、虚ろな表情を浮かべながら、栄養失調気味の陰鬱な声で、ナスやピーマンみたいな若者を相手に話したくもない無教養な話をするしかありません。家に帰ってきても、能面をかぶったオバサンが、リビングルームのテレビの前で、謀略と嘘と裏切りに満ちた、成熟した韓国ドラマをいつも見ています。家の中では韓国語しか聞こえてきません。そんなテンションの高い状態(緊迫した状況)では、心が休まることはありません。

我々は子育てがあまりに贅沢なものになってしまった時代に暮らしているのは明らかです。子供を1人、大学にまで行かせるお金があれば、フェラーリが1台買えます。しかも、フェラーリには資産価値もあるので、ほとんど値下がりもしません。賢い買い物です。あるいは、消費が好きな人は、そのお金で何度も海外旅行に行って散財することもできます。家だって無駄に買えます。自分で稼いだお金は、自分を楽しませるために、思う存分に使えるのです。

子供は、馬鹿に育つ可能性もありますし、無収入になって親や世間に迷惑をかける可能性もあります。さらには、犯罪者になる可能性もあります。私見ですが、99%の子供は馬鹿に育つように見えます。そんな愚かな子供を育てるのは無駄遣いの極地です。馬鹿みたいに何かを育てたいのなら、プランターでナスやピーマンを育てるくらいで満足しておくべきです。

子供にも妻にも悪いとは思いますが、正直言って、私は自分の人生を全面的に後悔しています。「今度生まれてきたなら」というセリフがありますが、二度とこの世には生まれてきたくはありません。毎日が嫌で嫌で堪りません。こんな絶望的な社会を作ってしまった政治家たちには殺意を覚えます。彼らの(愛国心を偽装した)自尊心を満足させたり、彼らの薄汚れた懐を豊かにするためだけに、子供を産み育てるのは断固としてただちに止めるべきです。

しばしば言われることですが、子供を育てることで、生活が楽しくなったり、自分自身を精神的に成長させる効果があることは確かです。しかし、親を楽しませたり、親を成熟させるためだけに、この世に産み落とされ、窮乏生活に耐えさせられる子供の立場に立ってみたら、迷惑千万な話でしょう。自分勝手な考えで、子育てするような自己中心的な人であふれる社会は、さっさと滅びたほうがいいです。地球環境を守るために、自分勝手な人類を滅ぼすべきです。

これまでの私の人生は、傍若無人に私を苦しめる悪辣な連中のために無駄に時間とお金を使ってきました。最後くらいは、この「ろくでなし」どもに恐るべき復讐を決行し、この腐りきった社会にとどめを刺したいと考えております。

老骨に鞭打って私を生きさせているのは、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』のロジャー・チリングワースが抱えているものと同じ激しいルサンチマン(怨念)なのかもしれません。