SSブログ

プリウスvs.老人 [クルマ]

高齢者のドライバーが事故を起こすたびに、マスコミが大々的に報道し、ネットではたちまち老人から運転免許を取り上げろという奇声に似た叫び声が上がります。

以前、学生たちがプレゼンのネタでそれを取り上げたときに、私は彼らにきちんとデータを持ってこさせました。すると、事実は、高齢ドライバーよりも若者のドライバーの方が事故件数がはるかに高いことがわかりました。

最初、高齢ドライバーから免許を取り上げるのが一番だと思いこんでいた学生たちは、とたんのシュンとしてしまって、高齢者から運転免許を取り上げずに、事故を防ぐにはどうすればいいのかという対策を語ることに軌道修正した次第です。

高齢ドライバーが事故を起こす車は、たいていトヨタのプリウスのようです。(私はデータを持っていないので、私の思い込みかもしれません。)以前から私は指摘していますが、プリウスのシフトは、直感的ではないのです。一見、MT車のシフトに似ているように思えるけれども、まったく違うものになっています。従来からあるAT車のシフトとも大きく違います。高齢者は新しいものをなかなか覚えられないものです。そんな高齢者が何かの拍子でパニックになったら、あの直感的ではないシフトを操作するのは難しいはずです。

コンパクトカーは設計上アクセルペダルとブレーキペダルの位置がおかしいので、その問題を指摘する人もいますが、池袋で上級国民が起こした事故の問題とは関係がなさそうです。

いずれにせよ、事故は老人の責任ではなく、老人にプリウスを売るトヨタの責任だと私は考えます。製造物責任というやつです。

マスコミにとっては、トヨタは重要な広告主ですから、その問題にはいっさい触れません。この問題を隠蔽するマスコミも、トヨタと同様に、責任を問われなくてはいけないでしょう。

私の義理の父親もプリウスに乗っています。すでに何度も事故を起こし、車体はボコボコです。最近のトヨタ車は後部視界がすこぶる悪いのも、事故を誘発している可能性があります。




共通テーマ:自動車