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「また雨漏り!」という妻の声 [家・DIY・修理]

「また雨漏り!」という妻の声がしました。慌てて二階に上がると、南側の窓枠の上からポタポタと薄い茶色の水が垂れてきているところを妻が指差していました。以前にも雨漏りがあったようですが、そのときには私は家におらず確認できませんでした。雨水は壁の中を伝わってきているようです。

さっそくモンベルのレインジャケットの上下で身を包み、はしごを持参して、屋根瓦を確認してみました。瓦の割れや亀裂もなく、特に異常は見つけられませんでした。

窓枠のあたりをしげしげと観察していると、窓枠の左上の角の壁に亀裂があり、若干膨らんでいることに気づきました。雨水が浸入して膨らんだようです。また、階を区切る仕切りみたい金属部分のところにも、指で押すと隙間ができることがわかりました。おそらく、そのいずれかから雨水が浸入しているのでしょう。

いったん自室に戻り、ネットで雨漏りについて調べてみました。気になる記事を発見しました。2000年以降に作られた家というのは、庇がない家が多く、直接窓枠に雨水がかかってしまうので、壁と窓枠の隙間を埋めるコーキングが10年ほどで劣化すると、そこから雨水が浸入することがよくあると書いてありました。

話を単純化すると、我が家の雨漏りは国土交通省のせいということになります。法律を変えて、庇の部分までが建物の面積となり、庇がある家からより高い税金を取れるようにしたのが原因です。なんでもかんでも税金をとってやろうという浅はかな政府のせいで、日本の家は構造上の問題を抱えてしまったのです。庇があれば、日差しも避けられ、冷房代も削減されるのですけど、官僚たちは、そういう考えにも及ばないのです。

ということで、対策は見つかりました。その隙間を塞げばいいのです。しかし、雨が降っている状態では、コーキング剤はくっつかないはず。「さて、どうしようかなあ」と思案していると、換気扇のダクトパイプの修理に使ったアルミテープの残りがあったことを思い出しました。

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これなら、雨水で濡れていても壁にくっつくはずです。ということで、激しい雨の中、びしょ濡れになりながら、アルミテープをベタベタと貼りつけて修理をしました。

作業後、40分ほど経ちました。壁を伝って落ちる雨水の量が明らかに減ったので、応急処置は成功したようです。

しかし、壁の中にまで水が浸入してしまっているので、晴れが数日続いて内部が乾くのを待ってから、コーキング剤でしっかり亀裂や溝を塞いでおこうと思います。

話は変わりますが、今日は、うちの妻はとうとう「自粛」するそうです。テレビで他県のパチンコ屋にまで行くような人たちの行動について非難をしていますが、それに乗っかって妻は「あの人たちが感染を広めるのよ。しょうがないよねえ。他県にまで行くなんて、考えられないわ」なんて言いながら、自分では、ドラッグストアに偵察に行ったり、日に2度も買い物に行ったりするんですから、矛盾してます。私は注意しているけど、他の人たち(主に私のこと!)が家にウイルスを持ち込んだら、ひとたまりもないわ」と言っていました。自分には甘いくせに、他人には厳しい妻らしい発言です。どんなことでも自分は正しく、悪いのはつねに自分以外という発想です。世の中にはうちの妻みたいな人が多いんでしょう。私が食べ物を喉につまらせてちょっとでも咳をすると、ものすごく不快な顔をして、怒った口調で「風邪引いてるの?」と聞くので、怖くて咳もできません。そのたびに、菅官房長官よろしく「強いて言えば、花粉症です」と答えざるを得ません。

しかしながら、ずっと家にいて、コロナのニュースばかり見ていると誰だって気が狂っちゃいます。いつも私が弱音を吐くと、ものすごい剣幕で私を責めるのですが、今日は極めて珍しく、妻が軽い弱音を吐きました。弱音を吐く人は可愛いですね。

「コロナのテレビばっかり見ていると、だんだん変になってきちゃう」

「そういうときはニュースを見ないようにして、ふだんできないことをするのがいいと思うよ。散歩にだって行くのは悪いわけじゃないんだからね」

妻は溜まっていた韓国ドラマをまとめて見ているそうですが、そればかりではさすがに飽きますよね。私も同じような状況なので、珍しく妻に同情しています。

それはそうと、ふだん妻は弱音を吐く人ではないからこそ、可愛くないということがわかりました。




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