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【朗読】太宰治『グッド・バイ』 [本]



高校生の頃に読んで、太宰の面白さがわかった作品です。太宰治は暗い、暗いっていう人がいますけど、嘘ですよ。

主人公の男が、愛人たちと別れるために、ゲスだけれど超がつくほどの美人に本妻のふりをさせるのですが、そのゲス女に散々な目に合わされるというお話です。別れるためには仁義を尽くす男を哀れに思うと同時に滑稽に感じるのは私だけではないはずです。その悲しみと滑稽さが同居するのが太宰作品の最大の特徴だと私は思っています。





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