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階級構造の現実を知る | コロナ時代の新教養 | 特集 | 週刊東洋経済プラス [雑感・日記・趣味・カルチャー]

階級構造の現実を知る | コロナ時代の新教養 | 特集 | 週刊東洋経済プラス

サラリーマン(雇用者)のくせに、ビジネスマン(雇用主)だと自分のことを考えている阿呆がたくさんいます。日本だけではありません。かつてはビジネスマンというのは、企業経営者のことでした。それがいまでは英語でもただの従業員のことをビジネスマンと呼ぶようになってしまいました。それは雇用主の利益と雇用者の利益が一致しているという誤解に基づくものであって、企業経営者に騙されているわけです。白井聡さんは、そこを指摘しているんだと思います。私も常々ビジネスマンという用語に関して授業で説明するときにそういう話をします。君たちも騙されているんですよと、いつも諭しています。資本主義を説明できないような無能な学生には相手にされてないですけどね。

ちなみに資本主義というのは、簡潔に言うと、資本を拡大する動きのことです。資本(生活に必要のない余剰なお金)を使って、工場や会社を作り、従業員を雇い、物を作らせたり、サービスを提供させたりして得た利益の一部を資本に戻して、どんどん資本を大きくしていく運動が資本主義です。

そういうことすら簡単に説明できない人が、奴隷の身分のくせに、ビジネスマンだと威張るのです。ボケナス野郎ですね。