江戸の節約術~お金をかけずに暮らす衣食住の知恵~ [マネー・買い物]
20年前ほどにも江戸時代の倹約、リサイクルが見直す本が売れ、私もたくさん読んで江戸時代の生活について勉強しました。
その時に、「節約」という言葉は徳川家康が作ったものだということを知りました。それは「節制」と「倹約」の合成語なんだそうです。倹約に物理的な側面だけではなく、心理的な側面を持たせたのが家康なのです。
現代に暮らす日本人も一部のお金持ち以外はその日暮らしをせざるを得ないほど貧乏になっています。人々の多くは3R(リユース、リデュース、リサイクル)に勤しんでおります。できるだけモノを買わないというミニマリスト生活や断捨離も流行しています。
そう考えると、現代の日本人のメンタリティーは明治時代から江戸時代に戻ったのかもしれません。いや、いまだに江戸時代が続いていると言った方が正確だと思います。
私個人の感覚ですが、明治時代にはあまり魅力を感じません。明治時代というのは、西洋列強に伍するために、単純な猿真似に興じた時代です。彼らのおかげで現代の日本が西洋の植民地にならずに済んだことは確かです。しかしながら、その間に日本人が失ったものは計り知れないと思います。その失ったものを思い出させてくれるからこそ、江戸時代は私の心をくすぐるのでしょう。