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床にゴロン [ペット]

今朝はさわやかだったので22キロほどポタリングしてきました。先週末とほぼ同じコースを辿りました。あちらこちらに白に近いピンクや濃い赤に使いピンクや白色のサツキがきれいに咲いていて、5月だなあという気分になりました。でもまだ4月21日でしたね。

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愛犬は、暑さが苦手なので、ひんやりとした板の床にゴロンとしています。7歳なので、散歩の距離も短くなってきました。でも、食べる量はちっとも減らないんですけどね。



最近は、コロニアル屋根を再塗装するのではなく、ジンカリウムの鋼板でカバーする工法が主流になってきているそうです。そうすれば30年は再塗装する必要もないとのこと。死ぬまで何もしなくていいわけです。さらに屋根が厚くなるので、暑さが緩和されるのかもしれません。でも、屋根が重くなるので、地震のときは揺れが大きくなるのかもしれませんけどね。

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ピエル・パオロ・パゾリーニ監督、『奇跡の丘』(1964年、伊・仏) [映画]

奇跡の丘 - Wikipedia

監督・脚本は詩人にして小説家でもあるピエル・パオロ・パゾリーニ。原題は「マタイによる福音書」。Wikiにある通り、「マタイによる福音書」に基づいて処女懐胎、イエスの誕生、イエスの洗礼、悪魔の誘惑、イエスの奇跡、最後の晩餐、ゲッセマネの祈り、ゴルゴダの丘、復活のエピソードが描かれている。

取り立てて特徴はないが、聖書を読んだことがない人や、字の読めない人たちなどに、紙芝居のようにわかりやすく伝える効果を狙った教育映画の様相を呈している。パゾリーニという名前だけで、芸術映画的なものを想像したが、的外れだったかもしれない。

しかしながら、細かく見ていけば、いろんな効果を狙っているのがわかる。映画だから当然のように登場人物たちは動いているのだが、なぜか静止しているように見えたり、バックグラウンドミュージックにアフリカ音楽っぽいものを使っていたり、手持ちカメラで撮影し、心が落ち着いているはずのところであえて手ブレさせる一方で、イエスの心が乱れているはずのところで固定カメラで撮影したり、また野次馬(衆愚)の後ろから覗き見するような撮影をしてドキュメンタリーっぽくしたり、地味に面白いテクニックを駆使している。

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イエスが自分の体だとして12人の使徒たちに食べさせるパンは、クラッカーのような、畳鰯のようなあみあみになった板状のパンだ。

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英語やドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などユダヤ・キリスト教文化圏の言語では、右は権利をも表すが、その由来となったのはこれ。

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聖母マリア。

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兵士が脇腹を槍で突く場面は描かれていない。その傷と合わせてイエスには5つの傷がついているとされるエピソードもあるが、マタイ伝には描かれていなかったのかもしれない。

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耳が痛い。

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老眼ですから。

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日本人もです。

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年ですから。

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「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」。イエスがこの言葉を発し、叫び声を一つ上げたあと、町が崩壊するというのは、「マタイによる福音書」にあったのかどうか覚えていない。

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こういう洞窟がお墓だったのでしょうか。

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語学学習の目的:自動翻訳機とTOEIC [資格・学び]


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  • 出版社/メーカー: ソースネクスト
  • メディア: エレクトロニクス



外国語が苦手な人たちや外国語学習が嫌いな人たちの救世主となる機械が登場しました。それがたった3万円弱で購入できるのです。この機械のお陰で、日本人は小中高大と無駄に英語を学ぶ必要がなくなり、貴重な時間を他の勉強に使えるかもしれません。このような自動翻訳機が普及していけば、語学を学習する意味が変わってくると、内田樹凱風館館長がツイッターに書いていました。まさにその通りです。

我々が外国語を学ぶ目的は、外国語を通して世界を学び、同時に自分たち(の言語文化)を学び、それによって人格形成をすることだと私は思います。語学学習の目的は、ビジネスに役立てるためだけではありません。

IT技術の発展とともにグローバル化がますます進んでいく時代において、学習者の外国語習得の目的はネイティヴ・スピーカーのようになること、いやネイティヴ・スピーカーの言っていることを正しく理解して、彼らの命令に従うことではなくなっています。

TOEICは半世紀遅れの思想に基づいたテストなので、いまだにその趣旨でやっています。だからこそ、真剣に英語教育をしている英語教員から、TOEICは奴隷教育(あるいは植民地教育)だと批判され続けているのです。

TOEICを実際に受けてみればわかりますが、文章の内容は大学で習うべき知的なものではなく、不動産広告やビジネスのメールなどを読んで、いかに高速でその情報を処理することができるかを診断するためのテストになっています。(日本人の英語学習者が学ぶべき内容ではありません。現地での生活者やビジネスをしている人たちだけが学ぶべき内容です。)しかも、リスニング問題では、会話をあえてトリッキーにして、阿呆なネイティヴが混乱したまましゃべっていることを理解することを求めるのが、生きた英語の学習だと勘違いしています。TOEICのリスニング問題には、数年前の改革によって、3人の会話も導入されました。そのうちの2人は当たり前ですが同性です。その二人の声が似ており、それによって受験生を混乱させる仕掛けが施されていることがあります。これまでの問題研究によって、受験生が簡単に満点が取れるようになったことにより、正確に能力診断ができなくなってしまったのでしょう。問題の難易度を上げたのは、その批判を防ぐための苦肉の策であることは一目瞭然です。しかしながら、その改革によって聴覚能力の診断テストのようになってしまっています。本末転倒です。

外国語学習の目的が学習者のコミュニケーション能力を高めることなのであれば、むしろ、そういう頭の混乱したネイティヴスピーカーのコミュニケーション能力を高める方が重要です。彼らに外国人にもわかりやすいように話せるように教育すべきです。コミュニケーション能力の向上を図るべきなのは、外国人の問題だけではありません。

日本企業が、そういう発想ができていない人たちが作ったテストであるTOEICのスコアを重視するのは、日本人がいまだに(アメリカの)属国意識から逃れられないということの証明です。きわめて恥ずかしいことです。ネトウヨは怒らなければいけません。

この種の自動翻訳機が普及すれば、TOEICの受験勉強にサラリーマンや大学生が、無駄に時間を費やすことがなくなるはずです。語学学習者がすべきことが、自ずと見えてくるはずです。それはかつての日本人が重視していたような、外国の先進的な学問を受容することで自分たちの能力を高め、さらにそれによって培った自分たちの研究や文化を世界に知らしめることです。明治維新以来、我々の祖先が腐心してきた方向に、改めて舵を切ることを私は希望します。

しかしながら、現代の日本では、官僚や政治家からビジネスマンや一般庶民にいたるまで品性下劣なバカが溢れかえっている状態なので、はっきり言って日本の教育には絶望しています。もはや救いようがありません。

鳥飼玖美子さんも同じ考えのようです。怒りを通り越して、諦めすら感じますが、鳥飼さんは、諦めを通り越して、怒っているようです。


英語教育の危機 (ちくま新書)

英語教育の危機 (ちくま新書)

  • 作者: 鳥飼 玖美子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2018/01/10
  • メディア: 新書





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