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地震 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

今朝、駅のプラットフォームで乗り継ぎの電車の到着を待ちながら、何気なくスマホでニュースサイトをチェックしてみたら、大地震のニュースが目に飛び込んできた。「震度6弱」という文字に少し右手が震えた。経験したことがないので、震度のスケールの上から何番目だったか、瞬時には思い出せなかった。そのときすでに発生から15分経っていた。ちょうど電車が来たので、数名の乗客とともに乗り込んだ。車内の空気にも動揺は漂っていなかった。いつもどおりの平和な外の風景を眺めていたら、高ぶった気持ちが落ち着いてきた。職場に到着しても、地震の話題をしている人はいなかった。睡眠不足気味の私がただ夢を見ていたのだろうと思うことにした。学生たちの口からも、地震という言葉は漏れてこなかった。そのまま1限と2限の間の休み時間まで話題にすらならなかった。授業から戻ってきた友人の一人が、「大変だ、大変だ。大阪で地震だって」と言い出した。別の同僚が「え、今頃知ったの?」などと冷静な反応。さすがに、550キロも離れていると、他人事にも思えても仕方がないのかもしれない。ただ、東日本大震災がトラウマになっている我々は、なるべく地震の記憶を思い出したくないがために、冷静さを装っているだけなのだろう。とにもかくにも早く収束してくれることを祈るばかりだ。いつも思うが、こんな地震大国の日本に原発がある事自体、狂気の沙汰にしか思えない。日本人の身の程知らずもいい加減にしてもらいたい。