SSブログ

Mr. Children - HANABI [音楽・楽器]



夏林さんのおかげで、あと20回くらい練習したら、「弾けるようになった!」という気分になれそうです。

生来リズム感が悪いので、転調に対応するための「高速カポ移動」の後から崩れてしまいます。しかし、ギター歴3ヶ月少しの中高年の初心者ですから、ここまでできるようになった自分を褒めてやる必要がありますね。

「リズム感」で、ふと忌まわしい記憶が蘇ってしまいました。もちろん、マルセル・プルーストのマドレーヌとは違って、『失われた時を求めて』みたいな長大な本が書けるほどのものではありません。

小学1年のときの音楽の授業で、「かえるの歌」だったと思いますが、カスタネットを叩くタイミングがクラスメートたちより半拍遅れて、周りに迷惑をかけたという屈辱的な記憶です。あの有名なグリム童話のお話とは違って、私は魔女に魔法をかけられた王子様ではないので、カエルにはなれなかったのです。そのかわり、あっという間にオジサンになりました。

あのあと、私だけ外してみんなでカエルみたいにゲコゲコ練習したのかもしれません。クラスメートたちはそんなことを微塵も覚えていないでしょうが、そういう屈辱的な記憶は、死ぬまで消えないようです。なんだかイヤなことを思い出してしまいました。

ミスチルですから、もちろん子供のころの思い出というオチですよ。私は野暮な人間なので、オチを説明してしまいました。

「かえるの王さま」と同じような話ですが、日本にも「田螺(たにし)長者」という昔話があります。人間の考えることは世界共通なのかもしれませんね。

ちなみに、田螺は英語で、mud snailとかpond snailと言うそうです。snailはカタツムリのことですね。それにしても、私のギターの腕は、カタツムリのように遅々として進歩しません。

「HANABI(Mr.Children)」ギター弾き語り用コード譜:なつばやしギター小学校




共通テーマ:音楽

「悲しくてやりきれない」 [音楽・楽器]





多部未華子バージョンも新山詩織バージョンもカポ1ですね。

共通テーマ:音楽

『文部省著作教科書 民主主義』 [本]

うちの犬は、かわいがりすぎたせいで、私と同じように糖尿病になってしまいました。ここ1週間、治療のためにインスリン注射をしています。かわいがらないほうがよかったのでしょうか。

th_IMG_20190207_121034.jpg

使用済みの注射針です。医療廃棄物なので、病院に持っていかないといけません。

今朝、注射を打った直後、暴れだして、危うく針を体の中に残しそうになりました。慌てて引っ張ったら、針が折れ曲がり、肝を冷やしました。

th_IMG_20190207_121040.jpg

朝と昼に食べている自作のパンです。大豆粉と全粒粉をそれぞれ25%ずつ使っています。残りは激安な業務スーパーの強力粉です。今回は水の代わりにすべて豆乳にしました。少しでもタンパク質の量を増やすための工夫です。

th_IMG_20190208_130444.jpg

今年最初に買った本です。先月買ったのですが、内容が重たいので、なかなかページを開く気力が起きませんでした。

この本は昭和23年と24年、つまり戦後すぐに、文部省が日本国民に民主主義を教えるために書いた民主主義の教科書です。もちろん復刻版で、いくつかの出版社から出ています。

「読み終えて、天を仰いで嘆息した」という内田樹の帯がついており、目を惹きます。内田先生による「解説」もついているので、この版を選びました。

戦後70年以上経っているにもかかわらず、民主主義というと多数決で決めることだと信じている自民党の国会議員や、政治に無関心な日本国民はかならず読む必要があります。百田尚樹のインチキ歴史本はただちにゴミ箱に捨てて(森羅万象担当大臣に就任した安倍総理の本棚にもあるそうですね。きっと読んでいないでしょうけど。)、この本を読んだほうが、自分のためにもなるし、日本のためにも、世界のためにもなります。安倍や百田のためにはなりませんけど。

わかりやすい言葉で書かれているので、(必修科目で成績もつけられるようになった)「道徳」の時間に使うのも良いと思います。授業で、生徒たちに毎回数ページずつ読ませて、内容について議論させるだけではなく、民主主義を破壊している自民党議員の言動についてレポートを書かせ、それらをまとめて国会議員にどさっと送りつけるのも、民主主義を維持・発展させるために良いでしょう。作文の勉強にもなります。もしその行為を政治家が批判したとしたら、その政治家は民主主義を維持発展させようとはしていない独裁主義を信奉する者と認定できます。次の選挙で落とすべき議員ということです。そんな「ふるい」代わりにも使えそうです。

この本は、冒頭からガンガン飛ばしています。一般に民主主義を政治制度と考える傾向が高いと思いますが、民主主義の本質は、精神のあり方だと言っています。それを理解しないと始まりません。民主主義の精神とは、自分を尊重し、かつ他者を尊重する態度であって、権力者に唯々諾々と服従するというこれまでの考え方を改めることだと主張しているのです。

ふだん私が考えていることと寸分も違うことがないもので、内田先生とは違って、冒頭の十数ページを読んだだけで、「天を仰いで嘆息」する羽目になりました。というか、私の場合は、天井でしたが。いかりや長介ではないですが、そのあとに、「だめだこりゃ」が続きました。

自民党の政治家ばかりではなく、自民党に媚びへつらう自称「公僕」の官僚たちにもぜひ読ませてやりたいものです。



共通テーマ:

白い恋人達 - 桑田佳祐 [音楽・楽器]



ギターで弾くと、美しい曲だということがよくわかりますね。アルペジオだともっときれいに感じるのでしょうけど、私はまだうまくできません。

共通テーマ:音楽

「三味線栗毛」 古今亭志ん生 [コンピュータ・ネット・テレビ]



志ん生がめずらしく頑張っています。

基本的には、出世の噺です。人の運命はわからないものだという物語は、私のような貧乏人は励まされる思いがします。しかし、私に関しては一生良いことはないのでしょう。

「三味線栗毛」はオチに出てきますが、本筋とはあまり関係がありません。ネタバレにならないように言っておきますが、馬の名前です。音楽好きならば楽しめるでしょう。取って付けたようなオチですけどね。



共通テーマ:お笑い

HEAL THE WORLD - Michael Jackson [音楽・楽器]



HEAL THE WORLD Chords - Michael Jackson | E-Chords

カポ2にすると合います。最後、転調すると合わなくなります。合わせ方が私にはわかりません。

共通テーマ:音楽

小沢昭一的こころ「隠居、隠遁 永井荷風について考える」 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



高校生の頃、私は日曜日の朝、寝床でラジオを聴き(FM東京の串田孫一の「音楽の絵本」という番組や、クレハ提供のAMラジオの釣り番組)、優雅な休日の朝を楽しんでおりました。今考えると、高校生としては渋い趣味ですね。

北アメリカ大陸を凍らせた大寒波が日本にも襲来しているらしく、今朝は珍しく寒さを感じて、いつもより30分も早起きしてしまいました。布団から出られるほど体が温まるまで、寝床でラジオ代わりに、「小沢昭一的こころ」というかつてのTBSラジオの看板番組の録音を聴きました。

ご存知だと思いますが、小沢昭一は7年前に逝去されています。晩年は、このラジオ番組で人気を博しましたが、芸達者な俳優さんとしても有名な方でした。『にあんちゃん』という映画の中で、在日朝鮮人役の北林谷栄の思い出を語っている場面は、木下惠介監督の『楢山節考』(1958年)の田中絹代のエピソードを思い出しました。

前半の数回は、永井荷風の「濹東綺譚」やら、大金の入った買い物カゴを電車の網棚に置き忘れたという有名なエピソードを紹介しています。落語調の小沢節の語りは、聞き手をけっして飽きさせません。ただ、後半は、ネタがなくなってしまったようで、荷風とは直接関係のない話が多くなります。唯一、自身の青春時代の思い出話は印象に残りました。早稲田の学生だった頃の小沢昭一は、荷風散人のひそみに倣って浅草のストリップ劇場に通いつめ、花形ストリッパーに恋をしてしまいます。小沢青年は、何を勘違いしたか、「ぼくはあの人と結婚するんだ」と思いつめ、真面目な顔をして母親を劇場に連れて行き、母親に呆れられ、帰りに二人であんみつだかなんだかを無言で食べて帰ったそうです。だれにでも青春時代の苦い思い出はあるものです。隠居・隠遁の話とはまったく関係ないですけどね。



自分の葬式を目撃するという恐ろしいお話ですが、なぜか現実的です。