少林寺拳法

私はかつて少林寺拳法を習っていたのですが、この技は誰もがふつうに練習していました。初歩の初歩ですね。私も同じように相手を何度も投げ飛ばしていましたが、当たり前ですが、さんざん投げ飛ばされていました。この技は相手の力をかわしたり、いなすというより、相手の力や思い込みを利用するという思想に基づいているようです。

私が少林寺拳法の思想の中で好きなのは、相手に打撃を与えるのではなく、戦う意欲を失わせるということです。この動画の中でも、技をかけられた空手家プライドが失われると言っていましたが、重要なことは、そういうことなのです。誰しも、できれば戦いたくないのですよ。その気持ちを思い出させるのが少林寺拳法の真髄だと個人的には思います。

それはそうと、他の武道家たちに、少林寺拳法をここまで教えてしまっていいのでしょうか。私は師匠に他人にはいっさい教えるなと言われていましたが。