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捕らぬ狸の皮算用 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

安倍&麻生に怒怒怒! 2000万貯蓄のための「払ってはいけないお金」 | 日刊大衆

NISAやiDECOでそんなにお金を節約できたり、貯められるものでしょうか。人間は損失回避バイアスが強すぎて、そういう投資をしたら元本割れの恐怖で眠れない日々が続きそうです。それに、不況に見舞われた日本経済に今後大きなインフレに襲われて、自分たちが年金を受給する頃までには2000万円が2000円になっているかもしれませんよ。そうなったら、意味がないじゃないですか。

「帰れぬ故郷」から群馬県のあの街に。人々が移り住んだその理由

ロヒンギャの人たちの人権問題も真剣に考えていないといけませんね。グローバル化を、日本人全員が英語を話す状況を指しているかのように思っている無能な人たちが溢れかえっていますが、ぜんぜん違いますよ。日本の中に日本生まれではない人たちが多数住むようになり、また混血が進み、かつての「日本人」という定義が変化する状況もグローバル化の一つの姿です。「日本人」という表現より、「日本生まれのの誰々」「日本出身のの誰々」「日本国籍の誰々」という表現を使わざるを得ないじょうきょうになりつつあり


「犯罪の温床」には加担したくないですね [雑感・日記・趣味・カルチャー]

メルカリにはびこる「不届き者」のあきれた手口(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

メルカリが「犯罪の温床」になっているのは以前からよく耳にしています。私はメルカリのアカウントを持っていませんが、ある商品を物色したことはあります。ですから、一般の市場で新品で購入するよりも不当に高く販売されていることも知っています。そのような詐欺商品を、よく調べもせずに騙されて買ってしまう情報弱者もいるのかもしれません。

メルカリだけではなく、ヤフーオークションでも新品の商品がアマゾンや楽天市場よりもはるかに高く販売されているのをよく見かけます。あれもまた詐欺的な転売ビジネスなのでしょう。アマゾン・マーケットプレイスでも、どうやらアリエクスプレスなどからの転売商品と思われるものが販売されています。そんなビジネスに引っかからないように、中国のアリエクスプレスから直接購入すれば、アマゾンのマーケットプレイスの販売価格の半額以下で入手できることや、アリエクスプレスのほうがはるかに信頼度が高いことも知っておくべきですね。

インターネットビジネスの話とは少しずれますが、私はネットだけではなく、総じてマスメディアやソーシャルメディアというものに期待よりむしろ不信感や失望を強く抱いています。

今日、私の同僚の先生たちがFacebook談義で盛り上がっていました。ある女性の先生が同僚たちに友達申請をして情報を共有する関係になっていました。Facebookが嫌いな私は完全にのけものです。リアルな知り合いとネット上で情報を共有して何が楽しいのか、私にはまったくわかりませんから、羨ましいとも思いません。話を聞くと、彼らは真面目なことは一切書かず、どうでもいいことを書いているだけだそうです。誰がそんなものを見るのでしょうね。社会的な意味も持たず、自分の人生に一切役に立たない情報を得たり、他人の動向をスパイして何が楽しいのでしょうか。人差し指をぺろりと舐めて、障子にぶすっと穴を開けて、密かに他人の私生活を覗き見する趣味は私にはありません。谷崎潤一郎並に気持ち悪い趣味だと思います。自分の陰部を他人に見せたり、他人の陰部を覗き込んだりすることが好きな気色悪い人たちとは繋がりたくありません。

私はTwitterも嫌いです。Twitterは基本的に便所の落書き以下のコメントの肥溜めでしかありません。かくゆう私も以前、「アラブの春」の盛り上がりを受けて、政治的な改革への期待からTwitterを利用していましたが、自分のビジネスの宣伝のためだけに利用している下劣な輩や、知能指数の低い無教養で不愉快な人たちがばかりが集まってきて、建設的な議論には発展しませんでした。失望とともにアカントを削除しました。

インスタも嫌いです。「インスタ映え」って何なんですかね。現代の物質文明や消費文明の極地かもしれません。きれいに盛り付けた料理を写真に収めて、みんなに見せて自慢することで自己満足するインスタユーザーと、それによって客足が増えることを期待する店側の共犯関係はおぞましい限りです。大してうまくもないものをきれいに盛り付けただけの料理をありがたがる人たちの奴隷根性には呆れます。他にもっとやるべきことはないのでしょうか。

すっかり忘却の彼方に消え去ってしまいましたが、LINEも嫌ですね。そもそもスタンプのみでコミュニケーションを取るという作法が許せません。そのスタイルが日本人には合うとか言われていますが、日本人である私にはまったく合いません。LINEを始めたばかりの頃、妻宛にメッセージを送ると、スタンプで返事がくることが何度かありました。その無礼な態度が不愉快でたまらなくなって止めました。機械と対話しているような気分になって、私の存在の軽さを痛切に思い知らされました。心がこもっていないメッセージのやり取りはコミュニケーションとは呼べません。無意味です。

一方、私にとっては、目下、YouTubeがテレビの代わりになっています。テレビが流す情報の価値が、近年著しく低くなっているため、その代替機能をYouTubeが果たしているようなものです。実際のところ、YouTubeで得られる情報も、(音楽以外は)基本的に無価値なので、できれば見ないようにしたいと思っています。おすすめされた番組を見ていくのも、あまりに無駄に時間を取られますから、現在、チャンネル登録も1チャンネルに絞り込んでいます。

この数年間に極端にテレビがつまらなくなったのは、明らかに、テレビ局側が安倍政権に忖度しているせいであると言われています。テレビが安倍政権批判を不当に非難したり、安倍政権を存続させることで既得権益を守ろうとする人々の「犯罪の温床」になっているのでしょう。主婦たちが見る時間帯のワイドショーやサラリーマンのお父さんたちが帰ってきてから見る時間帯のバラエティー番組は、ふつうの人の目には犯罪には見えないのでしょうが、私の目には、歴然たる犯罪に写ります。私の目が狂っているのか、他の人の目が節穴なのかはわかりませんが、私はそういうヤクザ同然の「反社会的勢力」には絶対に加担したくありません。事実、ああいう番組に出ているタレントが、詐欺グループに関わっていた事件が発覚しました。「果たせるかな」という言葉しか出てきません。


NHK世論調査 安倍内閣 支持42% 不支持34% | NHKニュース

「RDD」方式で、調査の対象は3911人中2042人(52%)とのこと。私の目には、雑な統計データに思えます。

「今、忙しいんだ」と言って怒って電話を切った人たちは、安倍政権を積極的に支持していないし、必ずしも不支持でもないというわけです。おそらく相当数が「関心がない」を選ぶはずです。つまり、正確な支持率は、単純計算で42%の半分の21%になります。42%というのは相当な水増しでしかありません。

安倍政権に対する支持率が5人に1人でも多すぎるくらいです。私の周辺には安倍政権を支持する人はただの一人もいないので、支持率は0%ですが、私の知らない世界では、会社の都合で不承不承支持している人や、Twitterなどのソーシャルメディアによって洗脳されて支持している人もいるのでしょう。NHKもメルカリ以上に悪質な「犯罪の温床」になっていることがわかります。

アベ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

テレビ朝日が2000万円報告書問題で麻生財相を追及した「報ステ出身の経済部長」を報道局から追放! 露骨すぎる安倍政権忖度人事|LITERA/リテラ

ここまで国民の利益を害することをするのなら、自民党がテレビ局を買って、自分たちだけを満足させる内容の番組を放送すればいいと思います。

こうして、日本は自民党とともに崩壊していくのです。

また、アベは沖縄戦終結の日の記念日に出席し、辺野古について語らず、心ある沖縄市民に野次られたそうですね。

ロシアからも、北方領土を返還しないと言われたし、ホルムズ海峡でもヘマをしたり、戦後もっとも日本の国益を損した首相として教科書に載ることは間違いないです。

われわれが幸せになる唯一の方法 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

楽しい人生を送るために「今すぐやめるべき5つのこと」|「マイナビウーマン」

せっかく生まれてきたのだから、自分を苦しませることよりも、自分や自分を取り巻く人たちを楽しませることを優先して生きていきたいと考えるのは当たり前のことです。「若いときの苦労は買ってでもせよ」とは言いますが、人生の後半を生きる老人の場合は、苦労を買う必要はないと思います。お金を使うのは、苦労するためではなく、楽しむためにすべきです。

金融庁は、来るかどうかわからない将来の地獄(老後の資金の不足)に備えるために、貯蓄に励めと警告していますが、お金を溜め込めばまたもや国内にお金が回らなくなり、デフレが進行します。デフレが進行すれば、国内経済が疲弊し、給料も上がらず、必ずや地獄がやってきます。

下衆の勘繰りかもしれませんが、金融庁の警告は、彼らの意図に反しますが、逆説的に、無能な安倍政権を潰せという意味だと捉えるべきなのかもしれません。

ちなみに、上掲のサイトには、お金は天下の周りものですから、貯金をすると不幸になると書いてあります。私もそう思います。日本人の貯蓄率は高すぎます。銀行に預ければ預けるほど、国民は借金を増やすのです。銀行は顧客からタダ同然で(利子はほぼゼロ!)預かったお金で国債を買うのです。国債は、国民の借金になります。また、銀行が企業にお金を貸すことは減っているようです。企業は利益を内部留保に回し、銀行から借りずに済むようにしているからです。その内部留保は、従業員がもらえるはずのものです。またその内部留保で自社株買いをしたり、株式の配当に回されるので、儲かるのはお金持ちだけです。これが貧乏なくせに貯蓄に励む庶民がますます貧乏になる理由です。貯蓄は不幸になるだけです。

金融庁は本当は貯蓄ではなく、NISAなどで投資をしろと言っているようなのですが、素人が株式や投資信託を購入しても、宝くじや馬券を買うようなものですから、儲かる保証はありません。むしろ損失を出す可能性が高いと思われます。

したがって、個人が貯蓄も投資など一切せず、将来の不安に苛まれることなく生きていける社会を作っていくことを国に求めるのが筋なのではないかと思います。

10月に予定されている消費税増税でよりいっそうモノが売れなくなり、デフレが進行すると予想されています。本来は、軽いインフレによって、モノやサービスの値段も給料も上昇していくことが健康な状態です。それを阻止しているのが、財務省です。消費をすれば罰を与えるという税制を政権と一緒になってやめようとしない官僚たちに考えを改めさせるためには、安倍政権を選挙で敗北させることしかありません。それがわれわれが幸せになる唯一の方法であることはかなり不幸なことかもしれません。




ホリエモンは馬鹿すぎて話にならない [雑感・日記・趣味・カルチャー]

政権のお友だち優遇 や官民ファンドの大損失には「税金泥棒」と言わないホリエモン|LITERA/リテラ

全面的にリテラの主張に賛成です。私よりはるかに口汚く罵る能力があるのは、羨ましいです。

ようするに、ホリエモンという人間は世界の複雑さを受け入れられずに、ものごとを単純化しないと理解できないし、説明できないのだ。そして、その単純化した図式を勝手に信じ込んで、他人に押し付ける。その際、「経済効率」だのなんだのというリバタリアン経営者的言葉をふりまくのは、それ以外に教養がなく、他に語彙をもっていないからだ。

しかし、この男、前述してきたように、バカで知識がないくせにやたら上から目線で、社会問題に関する言論を萎縮させるような抑圧ばかり口にするのだ。とくに、安倍政権以降は、政府の政策や横暴を批判する人たちに攻撃を加える一方で、政府や権力のことはほとんど批判しない(自分を逮捕した検察は除く)。




鵜呑みにしちゃダメ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

アマゾンの「Amazon’s choice」は鵜呑みにしちゃダメよ | ギズモード・ジャパン

レビューを読むと、品質の悪い商品である可能性があることに、私も気づいていました。私も信用しないようにしています。

「週1日の労働」がメンタルヘルスにとって必要な全てであるという研究結果 - GIGAZINE

精神的に苦痛を感じないようにするためには、最低でも週1の労働は必要という話なのかな。

News Up その防水スプレー、ちょっと待って! | NHKニュース

防水スプレーを吸い込むと、肺の中が防水され、酸素を取り込めなくなるそうです。新たな自殺方法になりそうです。

消費増税、内閣支持層でも半数が反対 朝日新聞世論調査:朝日新聞デジタル

数年前、私の知り合いも、安倍政権を支持しておいたほうが、野党に票を投じるよりも、消費税増税に至る危険性を下げることができるんだよね、と話していました。結局、安倍政権では2度も消費税を上げることになりそうです。今回の参議院選挙に関して、自民党は大敗することはないと見ているようです。しかし、安倍政権に対する庶民の怒りを見誤っているように思えます。消費税増税すれば、当然ですが、ガソリン代も上がります。よりいっそう外出を避けるようになり、日本の基幹産業を支えるクルマも売れなくなります。フランスでディーゼル燃料の値上げに対するデモが起きたように、日本でも安倍政権を叩き潰せというデモが連日起きるでしょうね。

日本の年金制度は、制度疲労によって、すでに崩壊しているのですから、新しい制度を作るしかないのではないでしょうか。いよいよベーシックインカムを検討する時期が来た気がします。

夫から切り出されたまさかの熟年離婚…夫の本音は?(All About) - Yahoo!ニュース

なぜこの文章の結末が、「ユウコさんはようやく事実を受け入れられるようになった。これからは自分も夢をもたなければと思い始めているという」になるのか不思議です。論理の飛躍があります。

夫に捨てられたのは、妻に原因があるからです。それを反省し、事実を受け入れ、云々とならないと、この夫に共感を覚える側の人間としては非常に気分が悪いです。


我如古より子「娘ジントヨー」 [音楽・楽器]



我如古より子さんはお美しい上に、歌声もまた魅力的ですね。「ジントヨー」とは「本当よ」という意味なんだそうです。

嘉手苅林昌さんの次男の嘉手苅林次さんも出ています。林次さんは今62歳ですから、これは相当昔の映像ですね。





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嫌いな人からのオプトアウト [雑感・日記・趣味・カルチャー]

オプトアウト - Wikipedia

opt out = to decide not to take part in an official system, especially one that has not started yet


オプトアウトという言葉は、英語では昔から使われているようです。簡単に言えば、何かに参加しないという意味で、具体的には、メールなどを通じて特定の企業から情報が提供されることを拒否することを指しているとのこと。

私は、これをインターネットやテレビにも拡大してほしいと思うことがあります。私は松本人志やホリエモンが大嫌いで、彼らの顔を見るだけで、気分が悪くなります。むろん、彼ら(について)の記事も読みたくないので、私が見ている世界から彼らを完全に消去してほしいのです。自分を不愉快にする情報が最初から存在していないことになっていれば、人間は平穏無事に日々暮らすことができる気がします。

しかし、不愉快で有害な情報を自分の世界からオプトアウトすることには、大きな問題があります。自分が見たくないものを見ないために受信拒否すれば、重要な情報かもしれないものを知る機会を失う可能性があるのです。友人や知人などを経由して入ってくることはあるかもしれませんが、コミュニケーションが不得手な人間は、情報から隔絶してしまいます。たとえば、安倍晋三や麻生太郎の顔が見たくないからと言って、安倍晋三や麻生太郎関連のニュースを受信拒否すれば、悪党たちによって日本の政治が破壊されつつある状況を知る術(すべ)を失います。それは民主主義社会の維持発展を阻害することになり、非常に危険な行為です。

何をオプトアウトし、何をオプトアウトしてはいけないかの判断はきわめて難しいことです。もし有害情報を見ないようにしたければ、ひとまずはインターネットやテレビなどのメディアそのものから距離を置くしかないのかもしれません。しかし、それが社会の発展にとっては良いことではないでしょう。心の底から嫌いなのですが、松本人志もホリエモンも安倍晋三も麻生太郎も、私の存在している世界の背景に据えておく必要があるようです。私にとっては、彼らはショウジョウバエみたいな存在にすぎませんが、邪魔くさい存在ですね。


内需産業の不振は大企業の「自己責任」 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

常連客が大幅減"大戸屋ランチ廃止"の衝撃(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

この記事の内容はランチの値上げとバイトテロで客離れが起きているというもの。過日、HOTTOMOTTOを運営しているプレナスも赤字になったというニュースや、いきなりステーキの業績不振のニュースがあったと記憶しているが、大戸屋の苦境も外食産業全体と歩調を合わせているように思える。これは大戸屋だけの問題ではなく、日本経済全体の問題である。

外食産業を含むサービス産業全体が苦境に立たされている原因はほぼすべて政府の政策にある。これまで政府が取ってきた政策の副作用が生じているのだ。

大戸屋のメニューの値上げは原材料の高騰を受けたものだから、企業側の責任ではない。バイトテロは、給料が安いわりに仕事がきついことでフラストレーションがアルバイトの従業員に溜まっているせいであり、企業側が従業員教育に失敗したと断じるわけにはいかない。もちろん、バイトテロの責任の一部は企業にあるのは間違いないが、しかし、責任のほとんどは、こういう経済状況を作った政府にある。

安倍政権の経済政策は、要約すると、大企業の法人税を下げることで企業業績が上がったように見せかける作戦だった。同時に、政府は我々の年金資金を株式市場に投入し、株価上昇を演出してきた。莫大な資金を使って株式を購入するのだから、株価は容易に上げることができる。株価が上がれば、民主党政権時代ではなく、麻生政権時代にどん底まで行った日本経済が回復したかのように見えるわけだ。しかし、実際のところ、大企業を除き、業績不振の中小企業の従業員の賃金はほとんど上がっていないし、実際、増税や社会保障費の上昇を受けて一般の労働者の可処分所得が大幅に減っている。その分、消費が減るのは当然のことだ。消費税を5%から8%に上げたことが完全に失敗だったと、安倍政権に忖度する経済評論家以外はみな認識しているはず。この消費税の増税がなかったら、アベノミクスはより効果があったのかもしれない。今年10月に予定されている消費税の増税は、ある意味、アベノミクスが成功したと言いたいがために、無理やり行われるのではないかと勘ぐりたくなる。

アベノミクスの目標は、まず大企業を儲けさせ、その恩恵を下々の者にまで行き渡らせることだった。ところが、大企業は、法人税を支払わなくて済んだ分の儲けを内部留保に回し、それを使って自社株買いをしている。それは海外の企業に買収されないようにするための戦略であるから、一定程度認めざるを得ない。しかし、株式投資で儲かるのは、一部の富裕層だけである。結局、アベノミクスは、富裕層をより豊かにし、一般庶民をより貧乏にしたというものであった。それが回り回って、内需を主軸とする企業の業績不振につながっているのである。「強欲資本主義」を促進する安倍政権を支持したのは大企業であるから自業自得である。まさに「自己責任」だ。まともな脳みそを持っている大企業の経営者は、自分たちを持ち上げておいて、地獄に突き落とした安倍政権に反旗を翻さなければいけない。しかし、日本企業の経営者は、コバンサメの脳ミソしか持たないので、それすらできないのだ。

増税や年金資金の不足などの将来不安によって、今後よりいっそう庶民の消費意欲が失われていくことは間違いない。もういいかげん、裸の王様である安倍晋三をボスザルの地位から引きずり降ろさなければいけない。ものには潮時というものがある。教養ある人たちはその潮時がとっくの昔に過ぎ去ってしまっていることを認識しており、すでに与党の支持者などほとんどいないはずなのだが、残念ながら、野党がバラバラであるせいで、極悪非道の政権を潰すことができないでいる。我々のもどかしい思いをすくい上げてくれるのは、いまはまだ「れいわ新選組」を立ち上げた山本太郎と幸福実現党だけである。立憲民主党は、憲法を守れというような小賢しいことを言っている限り、大多数の庶民の支持は得られないだろう。


サル山の大将と取り巻き連 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

プチホリエモンたちの孤独:日経ビジネス電子版

小田嶋隆さんは、さすがに公共のメディアで名前を出してホリエモンを罵倒することはできないでしょうから、私が代わりに書いておきます。ホリエモンを騙ることは、あまりに日本的な文脈的すぎて、バカバカしくて、時間の無駄かもしれません。本来は、ネトウヨお笑い芸人の松本人志の発言と同じように、メディアや世間は完全に無視すべき対象であると思います。

1980年代だったら、ホリエモンは「ツッパリ」だったかもしれません。私の目には40年遅れのツッパリにしか見えません。ツッパリは、あえて、学校の道徳の教科書に書いてあることと逆のことを言ったり、(改正や廃止を訴えることなく)校則を守らないことで、自分の個性を演出する趣味の人たちでした。そういう目立ちたがり屋のホリエモンに賛同する取り巻き連(フォロワー)も、当時「ツッパリ」の一味になった側と同じ心理なのだと私は察します。彼らのアイデンティティは、脊髄反射的に逆張りの戦略を取ることで維持されます。彼らが採用している戦略はそれだけです。つまり、何も考えていないのです。何も考えていないというのは、視野が狭いという意味です。彼らの議論は、逆張りであることゆえに、挑発的に聞こえますが、あまりに退屈で、中身がないものです。ゆえに、私はホリエモンを軽蔑し続けてきたし、彼に賛同する人間を侮蔑の対象にしているのです。


ホリエモンの視野の狭さ、知性の低さは、座標軸を使って見ればすぐにわかります。座標軸というのは、2つの基準をもとにY軸とX軸を定めて4分割して物事を見るためのものです。それに当てはめてみれば、世間で言われていることの逆張りの意見であっても、ちっともバランスが取れていないことがわかります。ホリエモンが見ているのは、座標軸の4つの範疇(カテゴリー)のうちの2つだけです。残りの2つの存在は、ホリエモンやその一味には視界に入っていません。だからこそ、彼らは、世間一般で言われていることの反対が正解だと思いこめるのです。そういうふうに見れば、ホリエモンの議論が知的には感じられなくなるはずです。ホリエモンの愚かさは、与党の愚かさと野党の愚かさを足して2で割ったようなものです。いずれにせよ、馬鹿です。

ホリエモンが馬鹿に見えるのは(実際に高卒の馬鹿ですが!)、全体を包括的に見て、自分自身の議論の穴を塞ぐという姿勢がないことにあります。ホリエモンは決して自説を曲げず、他者を攻撃することだけで、自分自身の正しさを主張します。(安倍晋三や自民党の議員たちと同じ論法です。)

ホリエモンのアイデンティティを支えているのは、結局は東大に合格したという事実とお金であるゆえに、人間性が低く見えるのです。ホリエモンは直接言葉にすることはないようですが、「お前らは東大に合格していないだろ。俺は金持ちだが、お前は貧乏だろ。馬鹿だから貧乏なんだよ」と自分を攻撃する対象に対して態度でマウンティングします。自民党の議員が、「お前らは、国会議員ではないだろ。与党ではないだろ」と言って、批判する国民を見下すのと同じです。

教育の目的は、人間の視野の狭さを克服するためにあります。視野の広い人間というのは、つねに人間は間違うということを前提にしています。科学の考え方と同じです。それを理解できない人は、本来の教育を受けてこなかったのでしょう。東大に合格したのも、クイズ王のような受験テクニックを駆使しただけかもしれません。私の目には、ホリエモンも安倍晋三も、サル山の大将にしか見えません。

増税を控えてすでに消費マインドは冷えている | 若者のための経済学 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

サル山の大将が、「お前らは、俺にもっと餌をよこせ。俺は腹が減っているんだ!」と言っています。「お前たちが食べる餌を1粒ずつ俺にくれればいいだけだ。大したことはないだろうが」と。サル山の大将と言えども、餌は人間にもらっているだけですから、餌の量は決まっていることを前提にしています。餌の量を拡大することは思いもつかないのです。役人や政治家というものは、こういう愚かな人たちです。