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「老害」という言葉 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

昨日、電車の中で女子高生が「老害」という言葉を使っているのを聞きました。音声として聴いたのは生まれてはじめてだったのでびっくりしました。同時に落胆し、憤慨を覚えました。

「老害」という言葉は、文字ではよく見ますが、パブリックな場で、年長者を軽蔑、侮蔑するために使ってはいけない言葉です。そのような言葉を使えば、人間としての品格が大いに疑われます。

彼女は自分に対して有害な存在、自分の存在を脅かす存在を「老害」と呼び、友人からの共感を得て、溜飲を下げているのでしょう。しかし、そのような態度を電車の中というパブリックな場で示すことは、自身の人間性の低さと知性のなさと視野が狭さを世間にさらしてしまうことになるのです。極めて恥ずべき行為です。

あと20年もすると、彼女も、自分の子供みたいな若者から、「くそババア」とか「老害」とか呼ばれることになります。侮蔑や憎悪に満ちた環境を自ら作り出すことに貢献し、現在の行きづらい社会をよりいっそう行きづらくしようとしているのですから、残念です(It's a shame!)。

他者を軽蔑したり、差別したりすることを理想とする社会を実現することが国民の総意として、日本国憲法にも書かれているのであれば話は別です。しかし、そんな社会を理想的だと思う人がどこにいるのでしょうか。どこにもいないはずです。

誰もが暮らしやすい社会を作ることが我々の責任です。その責任を放棄するその女子高生に未来はあるのでしょうか。彼女こそが、さらに下の世代の子どもたちにとって、いままさに「老害」そのものです。


Quizas, quizas, quizas - Ksenya Nikora & Nikorason'g [音楽・楽器]



Quizasはperhapsやmaybe(もしかしたら)という意味だそうです。デートの誘いをお断りする表現ですね。

防犯対策 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

【注意】玄関ドアにセロテープが貼られていたら、あなたの家は空き巣に狙われているかも? | 防犯メディア – Moly.jp(モリージェイピー)

20年前、アパート暮らしをしていたときに私も空き巣に入られ、パソコンを盗まれました。レターケースと玄関に、見慣れない目印が鉛筆だかペンで書かれていたのを覚えています。空き巣とは関係がなかったのかもしれませんが、気になりました。いまはテープを貼って目印にするということもあるのですね。

私が空き巣に入られた当時はドアの鍵を棒でこじ開けるピッキングという手口が流行っていました。しかし、私の場合はドアに施錠をするのを忘れて旅行に行ってしまったということが原因だったかもしれません。警察の現場検証ではピッキングの痕跡がなかったと言われたからです。いまだに疑っているのですが、犯人は新聞配達員ではないかと思っています。被害があった翌日に、新聞屋に事情を知らないかと聴いたところ、その新聞配達員は仕事をやめて実家のある北海道に帰ったというのです。警察には報告しませんでしたが、いまだに私は彼が犯人だと思っています。

昨今は、防犯カメラがついていても、防犯カメラにテープを張って目隠しをして、泥棒をするような人もいるようです。ここ数日、立て続けに、テレビでラーメン屋への空き巣被害のニュースを見ました。店主は営業終了後に現金をコンビニのATMに入れて帰る手間を惜しみ、店内の金庫に保管していたそうです。店主が適切な防犯対策をしていなかったことが信じられません。また、シャッターや窓に、「夜間は店内に現金を保管しておりません」とでも書いて貼り紙をしておけば、強盗も侵入することをためらったはずなのにと思います。

我が家は、先日防犯カメラを新調しました。センサーライトも以前から2つもつけています。玄関ドアにステッカーも2枚も貼っています。一階の裏窓には、センサーブザーもつけています。外出時は必ず1階の窓はもとより、3階の窓までしっかり施錠します。それでも、20年前のアパートでの空き巣被害を思い出して、不安になります。