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テレビが発するダブルバインドのメッセージにイラつく日々 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

コメンテーターになぜこうもイライラするのか | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

私もテレビを見るたびにイライラしていました。

その原因は、テレビが発しているメッセージがダブルバインドになっていることに、テレビ番組の製作者側が自覚的ではないことにあります。専門家と素人の連合軍を通して、テレビが視聴者に対して発しているメッセージは「おまえらは家にいろ」「貧乏人は黙っていろ!」の2つです。

他の人を守るために外出の自粛を求めることは、同時に経済的に困っている人をよりいっそう困らせることになるわけですから、矛盾しています。その矛盾を解消するために、高級レストランに卸されるはずだった野菜やら食材が売れないから、通販で買ってほしいとか、客足の途絶えたレストランや居酒屋のランチの持ち帰りを利用しようとかいうのです。しかし、実際にお金に困っている人も多いし、ほぼすべての人が将来不安を抱えているわけですから、そんな不要不急の高級食材など買う余裕もありません。加えて、ランチの持ち帰りを利用しろと言われても、それは外出しろと言っているわけですから、アクセルを踏みながらブレーキを踏めと言われているように思えます。

そういうダブルバインドのメッセージを発していることを認識できないアホさ加減に私はイライラを禁じえないのです。私は、どの専門家が悪いとか、どの芸能人が気に食わないとか、そういう個別の問題を語っているのではなく、テレビが総合的に発しているメッセージが、よりいっそう庶民を惑わせるばかりで、安心材料を与えないのが不愉快に思えるのです。
コメンテーターの一部は、もしかしたらこのダブルバインドを感じ取って、政府批判をしているのかもしれません。しかし、心の底から、政府を批判しているような印象はありません。プロレスみたいな芸として、お金儲けの手段としてやっているようにしか見えないのです。だからこそ、そういうテレビ番組のフレーム(額縁)の下には、庶民をあざ笑うようなタイトル(たとえば、「愚かな庶民」とか「学ばない庶民」とか「暇を持て余す庶民」とか)がつけられているように感じるのです。

おそらく、コロナ禍を生き延びた人間たちは、悲しいことに、自分たちの愚かさを認識できないまま、死んでいくのでしょう。



【長距離トラック運転手】前方不注意?危険運転。ヒヤリとする絶景道路。阿蘇大観峰から今日は神戸行きのさんふえらわあ. [雑感・日記・趣味・カルチャー]



後方カメラの映像に見入ってしまいました。Osmo Pocketの動画だそうです。

ああ、どこかへ行きたいなあ。



Don't Look Back In Anger - Oasis for violin and piano (COVER) [音楽・楽器]



初心者向けの指使いにしてくれていますね。これ、弾きたい。

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【2020改訂版】歌うたいのバラッド / 斉藤和義《ウクレレ 超かんたん版 コード&レッスン付》GAZZLELE #家で一緒にやってみよう #StayHome [音楽・楽器]



コードの展開の仕方が、ほんと、天才的。3回練習してかろうじて弾けるようになりました。

それはそうと、今日は朝、歯医者に行っただけで、午後は犬の散歩に行った以外はずっと仕事をしていました。やはりオンライン授業はむだに時間がかかります。

課題を出して回収して、チェックしてコメント書いたり、添削をするのですが、一人あたり5分から10分はかかるので、まじめに30人(1クラス分)もやったら、2時間半から5時間はかかります。今日は20人余の課題チェックとその他雑用で4時間かかりました。本来なら金曜日は私の休日ですよ。

明日は朝からウェブ会議です。このパンデミックがなかったったら、明日も仕事だったのです。おかげで今年は収入が数十万円減ります。

いいかげん、コロナの終息宣言を出してほしいです。純粋な新規感染者なんかほとんどいないはずなのに、いつまで自己隔離生活を送らなければいけないのでしょうか。アベノマスクが全国に行き届いた時点で緊急事態宣言を解除するんだと私は予想しています。それも安倍の面子を保つためだけに。その間、企業倒産件数と自殺者の数が増える一方です。こういう状況だから、国会前に押しかけるわけにもいかないし、アベノテレビじゃなくて、AbemaTVに安倍に批判的なコメントを書いても削除されるという噂だし、困ったものです。

それはそうと、コロナの終息宣言を出したばかりの韓国で、またクラスターが発生するかもしれないというニュースがありました。緊急事態宣言が解除されても、マスクは必ず着用していないといけないんですね。

マスクをしながら話すと、唇の周りが切れて痛くなるんで、教室ではマスクはしたくないなあ。



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歯医者に行ってきました [雑感・日記・趣味・カルチャー]

歯医者に行ってきました。9時過ぎに予約の電話をしたのですが、9時半に来てくださいと言われました。これは珍しいことです。

診察室に入るやいなや、先生は両腕を広げ、「いまはこんな状態なんです」と言って、開けていても患者がほとんど来ないということを体で示していました。

確かに、私が治療を受けている間も、電話も鳴らず、誰ひとり来ることはありませんでした。

先生もこのままでは経営が立ち行かないので、どうしようかと思案しているようでした。

私は先生に安心してもらえるように「月末までにはなんとかなるはずですよ。埼玉はとりあえず大丈夫だと思いますよ」と伝えました。

「確かに、東京は危ないみたいだね。公共交通機関を利用するのが悪いみたいだよ。でも、このへんだと、東京に通勤する人も多いので・・・」

私がコロナウイルスの患者ではないことを伝えないと、先生は本当には安心してもらえない雰囲気だったので、他人にはあまり話さない自分の仕事のことを話しました。

「私は大学で教えているんですけど、春休みからずっと休みなんで、4ヶ月近く電車にもバスにも乗っていませんよ。」

そんな話をしたら、先生の息子さんも、どこかの大学の歯学部に通っているらしく、往診の実習ができずにいるという話をされました。往診実習では、車ではなく電車でいろんな歯科医に足を運ぶんだそうです。それができないまま、卒業させちゃうんだろうかと心配していました。

「実はうちの息子も理系の大学に通っているので、家でオンライン授業は受けてはいますが、実験の実習が受けられない状態です。そんなんでいいんですかねえ。」と私も話を合わせました。

治療が終わってから、診察代を支払うときに、先生はマスクを外し、「中には、マスクさえしない患者さんも来ることがあるんですよ。もし来られるなら、午前中は開けておきますので」と一言。

維持費の問題もあって、医院をずっと開けておくわけにはいかないというのと、無神経な患者さんがいるので、それも嫌だと言う意味として私は受け取りました。先生はいつも江戸っ子みたいに歯切れのいい物言いをするのですが、今日の先生はなぜか、言葉尻を濁すと言うか、ぼやかすような話し方をしていました。先生のところはもう20年以上通っているのですが、さすがにご高齢になりました。数年前にガンか何かの病気で長期入院されているので、そういうのもあって、医院をしばらく閉めようかと思われているようです。

治療中に先生は、「安倍さんは10万円の給付を一回限りで終わらせようとしてるね。日本にはお金がないから」という話もしていました。それについては、私は「そうですね」くらいで、いつものようには安倍批判はしませんでした。もちろん、口を開けていたので、話せなかったというのもありますが。

帰り際に「なんかみんなおかしくなっていますよ」と先生が一言。即座に私は「みんな集団ヒステリーですよね」と答えました。

こういう最中、家族以外の人とのちょっとした雑談は、安心材料になります。

とはいえ、先生はフェイスシールドさえ着けていませんでした。本当に大丈夫なんでしょうか。


The body we inhabit develops within relationships to other bodies [雑感・日記・趣味・カルチャー]

Patterns of pain: what Covid-19 can teach us about how to be human | Life and style | The Guardian

The body we inhabit develops within relationships to other bodies.

私たちが済んでいる身体は他の身体との関係の中で発達するものです。


すでにオンライン授業が開始されている学校もあります。日本はオンライン学習が遅れているという教育評論家もいますし(海外と比べて日本は何においても劣っているというバイアス!)、学校の勉強なんかオンラインで十分という暴論を吐くビジネスマン(インターネット万能論者!)もいます。

しかし、彼らに決定的に欠如しているのは、身体を通したコミュニケーションについての意識です。人間は言葉だけでコミュニケーションをしているわけではありません。むしろ、コミュニケーションのほとんどは言語以外のボディランゲージや視線、口調、着ている服、髪型、体臭、体温などによって行われているというのが定説です。彼らはそういう事実をうっかりなのか意図的になのか忘れているようです。

言語によるコミュニケーション部分でも、思った通りにはメッセージが伝わらないものですが、そんな不完全なコミュニケーションで教育を行えば、身体感覚を欠如した学習になるのは避けられません。たしかに、知識を習得するだけならオンラインでも間に合うでしょう。しかし、人げが学ぶべきなのはそれだけではないはずです。小学校も大学でも同じです。身体感覚を学ぶことなく成長してしまった人間は、他者への共感を持てない人間になりはしないかと私は危惧します。他者への共感こそが、信頼感を育て、その信頼感が、幸福を生み出すはずです。その逆に向かおうとしているような気がします。手放しにオンラインによるコミュニケーションを称賛する人たちは、いまいちど身体感覚の重要性を考えたほうがよいのでないでしょうか。


正司敏江・玲児x2 [コンピュータ・ネット・テレビ]



懐かしいです。昔、よく見ていました。こんなふうにドツキあうのは画期的でした。たぶん彼ら以前にはなかったはずです。ウィキペディアで確認したのですが、仮面ライダーが流行っているときには、ライダーキックまでしていたと書かれていて、そうだったと思い出しました。鮮やかに覚えています。敏江さんのほうはご存命ですが(現在79歳)、玲児さんは2010年に71歳で亡くなっています。

自己隔離期間中、けっこう時間があるので、昔のお笑いをYouTubeで見ています。私はお笑い番組をテレビでよく見ていたことを再確認しました。お笑いで育ったようなものです。テレビでだけではなく、ラジオのほうでも漫才や落語が放送されていましたが、親に買ってもらったラジカセで落語をカセットテープに録音して、よく聞いていました。お気に入りの落語を祖父に聴かせて一緒に笑ったこともありました。

子供の頃は春風亭柳昇と春風亭小朝が好きでしたが、今一番好きなのは古今亭志ん生です。私の周りには、圓生のほうがいいとか、立川談志のほうがすごいという人もいますが、お笑いは理屈じゃないのよ。志ん生の声を聞いただけで、大したことを言っていなくても可笑しくなるんです。落語の世界では、そういうのを「フラ」というそうですが、そばにいるだけで楽しくなるという人は、そうめったにいませんよ。



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斜視 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



斜視は人口の3%いるんですね。うちの次男も外斜視です。ゲームのやり過ぎだと医者に言われましたが、長男もゲームのやり過ぎですけど、斜視ではありません。小さい頃はふつうだったのですが、だんだん症状がひどくなってきたようです。私のいとこは先天性の斜視でした。筋肉の問題なので、手術をすれば、改善する可能性があるという話には希望が持てました。

話はズレますが、朝食を食べているときに銀歯が欠けました。歯医者に行ってこなければいけません。やっているのかなあ。


冷泉彰彦 マスク着用を拒否する、銃社会アメリカの西部劇カルチャー [雑感・日記・趣味・カルチャー]

マスク着用を拒否する、銃社会アメリカの西部劇カルチャー | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

確かに西部劇では、顔を隠しているやつが悪人という固定観念がありますね。トランプはマスク工場を見学したときに、アイシールドを装着しても、口をふさがないという奇妙な格好をしていましたが、そのせいだったのですね。

それはそうとして、ぜったいに、怒る人がいるのを覚悟で言いますが、コロナでアメリカ人が絶滅するのは大歓迎です。グローバル・スタンダードというアメリカン・スタンダードを世界に押し付けて、自分たちのやり方が文明的で正しく、お前らの考えは野蛮で幼稚だと威張りくさってきた人々の数が減ることは、アメリカ国民以外の人たちにとっては、むしろありがたいことだと思います。

立川談志が911テロの発生直後と、世界貿易センタービルにテロリストが飛行機で突っ込んだ様子を見て、「痛快だった」と発言して物議を醸しましたが、日本人の一部には同じ思いを抱いた人もいたはずです。私は愛憎相半ばするアンビバレントな感情を抱いた記憶があります。池上彰氏が『そうだったのか! アメリカ』の中で書いたように、アメリカが好きなんだけれど、嫌いという感情を持つ日本人は多いと思います。いまの若い人は、アメリカが大好きな人のほうが多いと思いますが、一定の年齢以上の日本人や、きちんと歴史を学んだ日本人は、単純にアメリカが好きということは言えないと思います。なにせアメリカは日本に原爆を落とした国ですからね。