ポーグズって、今聴いてもすごいバンドだったんだなあと思える。アイルランドの伝統楽器とそのリズムでパンクをやっているんですからね。三味線でロックというより、インパクトがあります。

ティンホイッスルを吹いている人がブリキの蓋で頭を殴ってドラムの音を出すとか、合間合間にタバコを吸いながら笛を吹くとか、聴衆の一部を指さして「ファック・ユー」と言うなんて、今では考えられません。タバコは、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがステージ上でよく吸っていましたが、今でも吸っているのかな? 今はやはり許されないでしょうね。

このライブは1985年にドイツのミュンヘンで行ったもの。観客のノリが奇妙です。

私がポーグズを知ったのは、大学時代だから、その数年後ですね。おそらく、ピーター・バラカン経由でしょう。高校時代からバラカンさんの選曲のセンスに感服していたので。R.E.M.を教えてくれたのも、バラカンさんです。