埼玉県春日部市にある外郭放水路(地下神殿)を見てきました。ホームページには、一回のツアーで予約可能な人数が15人だったので、ツアーはそのくらいの少人数だと思っていたら、その倍以上の40余名でした。ウェブ以外の予約方法もあるのかもしれません。ちなみに、私達のあとの時間ではクラブツーリズムのツアー客が来ていました。



受付は2階です。2階と言っても、ふつうの建物4階くらいまで上る感じです。途中の通路に、この施設を訪れた有名な俳優さんなどのサインが飾られていました。玉木宏さんのサインがあったのは覚えていますが、ほかはちらっと見ただけなので、まったく記憶していません。



建物の全体像です。左の柵で囲まれているところから、ブルドーザーを入れるそうです。



かつては東京湾に流れ込む複数の川がしばしば氾濫して、浸水被害を出していました。それを避けるために、この施設が作られました。各河川の下に立坑(たてこう)と呼ばれる穴を掘り、それぞれの立坑が地下トンネルで結ばれ、川が氾濫しそうなときに、立坑から水を汲み上げて、その水はそのトンネルを通ってこの施設に集められ、最終的に江戸川に放出されるのだそうです。総工費は(記憶違いがあるかもしれませんが)2300億円だそうです。



中は暗いので三脚を持参して一眼で撮影されたほうが良いです。安いスマホのカメラでは手ブレするかもしれません。

地下神殿の室温は18度なので、寒がりな人は羽織るものをを持っていったほうがよいかもしれません。私はTシャツの上にかりゆしを重ね着していただけですが、寒くはありませんでした。快適な温度と湿度でした。



今年だけでも稼働したのは3回もあるそうです。6月にも一度稼働したとのことです。もし今日、台風の大雨に襲われていたとしたら、見学は中止だったかもしれません。なにせ、ここに水がたっぷり貯められるわけですから。



施設ができたおかげで、洪水による住宅被害が減ったのは明らかです。こういう公共事業は重要ですね。



我が家の近くの大通りの下にも貯水タンクが作られていて、雨はみなそこに貯まるように設計されいます。おかげで、浸水被害はいまのところ一度もありません。貴重な財産を失わなくて済んでいるのは、公共事業のおかげです。



当然ですが、川の水には泥が混じっており、その泥というかヘドロがこの床に貯まるわけです。それをブルドーザーでかき集めて処理するのだそうです。その後、床や壁はちゃんと消毒しているのでしょうかねえ。水道水で流しているだけかもしれません。ちょっと靴の裏が心配です。大腸菌がたっぷり付着しているかもしれません。床にはけっこう深い水たまりができているところもあるので、サンダルだと足がびしょ濡れになります。防水性のあるスニーカーのようなものを履いていくべきですね。



この穴が立坑(たてこう)です。財布やスマホなどの所持品を落としても取りにいけません。写真に写り込んだ緑色のものは防護用ネットです。

今年の夏休みの唯一の旅行先はここだけになりそうです。場所は春日部ですから、日帰り旅行とさえ呼ぶに値しないくらいの超近距離の旅行です。見学料は3人で3000円でした。

10月に消費税増税が控えているので、消費は極力しないように心がけなくてはいけません。安倍の次の政権では、消費税を5%以下にして、軽減税率も廃止されることを期待します。アメリカではトランプ大統領が(バブルを延命させ、自分の選挙戦を有利にするために)減税する用意があると言っているのに、日本はいったい何なんでしょうね。安倍はやはり馬鹿なんだと思います。NHKより先に、安倍政権をぶっ壊しましょう。

そうそう、今日、なぜかN国党の人たちも見学に来ていました。それを見た小学生くらいの子供が、「NHKをぶっ壊せ」と面白がって叫んでいました。横にいたお母さんが、「そんなこと言っちゃだめ!NHKが好きな人もいるんだから!」とたしなめていました。