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歴史は韻を踏む(History rhymes) [雑感・日記・趣味・カルチャー]

悪ふざけバイトへの法的措置は妥当な策なのか | 災害・事件・裁判 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

セブン「24時間営業」やめた店舗に非情通告で見える現場軽視のひずみ(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

最初の記事は、「バイトテロ」と労働環境の悪化を関係付けるのは論理の飛躍だとしています。一方、その下のセブンイレブンの記事は、労働環境の悪化の現実を綴り、従業員(この場合はオーナー)の精神状態の異変と結びつけています。また、バイトテロと動画投稿サイト(SNS)の因果関係を伝える記事もよく目にします。どれが本当なのか私にはわかりませんが、おそらく、そのすべてを統合したものが真実なのでしょう。

人間というものは、パースペクティヴ(遠近法)でしか見ることができない不完全な生き物ですから、自分の立ち位置から見える風景を現実だと思いこんでしまう習性があります。自分が見ている一側面こそが現実だと思いこむのものであることにすら気づかないのが、人間の愚かなところです。世の中には、無数の人々がいますが、それぞれ違う立ち位置にいることを忘れてはいけないと思います。遠くの山の向こう側にも人が住んでいるし、自分の後ろにも人はいるのです。うじゃうじゃ、うじゃうじゃ、いっぱいね。

ジム・ロジャーズ「30年後の日本大変なことに」 | 投資 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

歴史は繰り返す(History repeats itself)ではなく、「歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む。(The past does not repeat itself, but it rhymes.)」とマーク・トウェインが言ったそうです。場所と時間と登場人物の名前や年齢が違った形で、同じような出来事が繰り返し発生するというのが歴史の真実です。それはなぜかというと、知性が十分には発展していない人類には、いまだに歴史から学ぶ能力がないからです。普遍的な視点を持ち、同時に細部も性格意捉えることができるような「神の視点」には、一人の人間には、どうがんばっても立てないのです。それが民主主義の存在意義です。「三人寄れば文殊の知恵」ということわざの通りです。

日本は「世界一の債権国」であるなら、他の国に貸している資金やら預けている資金を利子を付けて返してもらえば、一気に借金がなくなるのですけどね。その結果、債務国の経済が混乱状態になり、破綻する国も出てくるので、そんなことはできないのでしょうけど、「俺たちも貧乏なんだから、よそんちのことなんか知ったこっちゃあない」と言って、資金を引き上げれば、日本人の年金も医療費も教育費もふつうに賄えるはずです。

しかし、そうはせずに、日本は一人あたり1000万円近い借金を抱えていると危機感を煽っていたほうが、為政者としては、自分たちの都合の良いように国民を動かせるのでしょう。

30年後の日本が、ジム・ロジャースの予言どおりになっているとすれば、それは、日本国民が知能レベルが低かったということです。為政者の嘘を見抜く能力を持てなかった劣等な「民族」は、差別的な自民党議員の大好きな優生学の考えに則れば、弱肉強食の世界の中では、滅びるしかないのです。