SSブログ

アンジェラ・アキ 『手紙 ~拝啓 十五の君へ~ 2014』 [音楽・楽器]



昨晩に引き続いて、この曲でアルペジオの練習をしています。Cコードで1弦がビビる癖を少しずつ修正しています。

うちにも14歳の息子がいますが、彼も彼なりにいろいろ考えているんでしょうね。

私は中3のときには、ただのガリ勉で、部活動はしていませんでした。誰かにコントロールされることが非常に嫌で、校則と制服のない進学校に行くことだけが目標でした。その後、どの大学のどの学部に行きたいのかなどまったく考えていませんでした。日々、親を含めて誰かに支配されることを逃れることだけで精一杯でしたね。それ以外に何を考えていたのか、あまり思い出せません。唯一、思い出せるのは、日本を脱したい、外国に行きたいということだけだったかもしれません。おそらく、人生経験の少ない当時の私には、この歌を聴いても、私の心には一切響かなかったでしょう。日常があまりに苦痛でしたから、今自分がいるところではないところへ行ければ幸せに感じられると思っていました。

そんな私は明確な夢もなく、ダラダラと生きてきました。そして、私はダメ人間になりました。「誰にでも生きる意味はある」という言葉が生きる支えにすらならないほどのクズです。「結局、自分は何も成し遂げられなかった」という後悔しかない人生です。この歌は、もしかしたら、自分の夢を実現できるかどうかという不安を抱えている若者より、悔いしか残っていない老人の心に強く響く歌なのかもしれません。

そんな自分が15のときの自分に手紙を出すとしたら、何を書くのでしょうか。「英語も大切かもしれないけれど、数学をしっかり勉強しておけよ」くらいでしょうか。



共通テーマ:音楽