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昨日あたりからバイオリンできれいな音が出せるようになってきました。 [音楽・楽器]

ここ数日、集中してバイオリンを練習していました。なかなかうまくならないなあ、と不満を抱きながら練習していたのですが、昨日あたりから急にきれいな音が出せるようになってきました。どんなことでもそうだと思いますが、練習の成果というものは、突然感じるものなんですよね。

これまではなんだかんだいって音がひっくり返ることがけっこうあったし、ひっかくような不快な音(scratchy sound)が出てしまっていたため、それを家人に聞かれるのが恥ずかしく、消音器(ミュート)をつけて練習していました。しかし、消音器をつけた状態で出てくる曇った音ではあまり気分が乗らないし、練習にもならないので、これからは夜遅くでなければなるべく外して演奏するようにします。始めて弾く曲は、つけますけど。

消音器を外して生の音を聴いていると、おざなりな弓の動かし方をしてしまっているときに、音が震えることがわかりました。それを防ぐために力のかけかたを意識ながら慎重に動かすようにしていたら、震えがほとんどなくなりました。あまりに速い曲ではなければ、移弦もけっこうスムーズに行くようになったので、気持ちがいいです。

先日購入したカーボンファイバーの弓の使用感ですが、悪くはありません。かなり気に入っています。安物のペルナンブーコの弓は、しっとりとした柔らかい音が出ますが、カーボンの方は、力強くて引き締まった音が出ます。以前、弓のバランスが悪い気がしたのですが、そうでもありませんでした。両方とも個性が違っていて、なかなか良いです。

金持ち相手の楽器職人やお金持ちのプロの演奏家だったら、3000円のカーボンファイバーの弓なんて、ただのオモチャにすぎないとバカにするでしょう。しかし、私には経験も先入観もないので、高級な弓と比べようがありません。カーボンであろうが、ペルナンブーコであろうが、そういうものだと最初から自然に受け入れています。初心者のうちは、楽器職人やプロの言っていることを真に受けて、無理に高い弓を買う必要なんかないんじゃないかと思います。3000円で十分です。

私のバイオリンは日本の大手楽器店がドイツの工場に依頼して作らせたものです。ヤフオクで2万円でした。アウトフィットの元値は15万円だと推測できます。だとするとバイオリン本体は10万円くらいのものでしょう。そのくらいの価格でも、十分いい音が出ます。もちろん、音大生やプロが使うようなレベルのものだったら、もっといい音が出るのでしょうね。でも、私にはこれで十分です。比較対象がないので比べようがないのですが、好みの音です。



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