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天気予報の妙なキャラクター [コンピュータ・ネット・テレビ]

テレビの夕方のニュース情報番組の天気予報に、妙なキャラクターが出てきます。日テレはそらジロー、TBSはBoona、NHKはななみです。いったい何のためにそんなキャラクターを作ったのか私には理解できません。アナウンサーも気象予報士も扱いに困っているように見えます。

そもそもテレビは中高年、特に暇を持て余す高齢者が見るものであって、特に、天気予報は幼児がしがみついて見るような類のものでありません。爺さんや婆さんたちが、そらジロー目当てに日テレの天気予報を見ているわけがないと思います。「Boonaちゃんって、かわいいね」とかいう声を私は一度も聞いたことはありません。そもそも、あのへんなブタみたいなキャラクターの名前なんぞ知っている人はほとんどいないでしょう。私も(そらジロー以外は)さっき調べて知ったくらいです。

21世紀に入ってからは、市町村がぞくぞくとマスコットキャラクターを設定し、大学のホームページにもそんな変なキャラクターを掲載することがふつうになりました。担当者は、そのキャラクターで何をしようとしているのかという目的を考え、その集客効果を検証しているのでしょうか。無味乾燥した行政機関や教育機関を擬人化することで、愛着をもたせようとしているのかもしれませんが、それで、自分が所属する自治体や機関に愛着が持てるかどうかはまったく別物です。そういうサービスに有限なリソースをつぎ込む意味を改めて考え直したほうがいいと思います。

我々中高年には、あんなキャラクターが出てくるとバカにされているとしか思えません。ディズニーランドとかのネズミのキャラクター以上にブサイクなキャラクターを見て、心が癒やされる人がいるとでも思っているのでしょうか。日本人はそろそろそういう児戯を卒業されたほうがよろしいのではないでしょうか。日本のような平均年齢が50歳の超高齢社会では、キャラクタービジネスは完全に浮いています。





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