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勝間和代の、デジタルにより、すべてが可視化された世界を楽しもう [雑感・日記・趣味・カルチャー]



在宅勤務を嫌うオジサン(私もそう!)は、デジタル化&可視化によって自分がろくな仕事をしていないことがバレるから嫌なだけと勝間さんはおっしゃっています。私も実際、100分の授業時間中、自分がちゃんと仕事をしているのは10分か20分です。残りはおしゃべりをしているか、学生に作業をさせているだけ。私はほとんど仕事をしていないのです。しかしながらですよ、その一見無駄に思えるおしゃべりとか学生に作業させている時間こそが教員の仕事なのです。可視化云々の話は一見真実を捉えているように思えますが、すべての仕事に当てはまるわけではありません。

勝間さんはzoomを使った講演会がうまくいったとおっしゃっていますが、それは勝間さんが一方的に話しているからであって、双方向のやり取りをベースにし、聞き手に考えさせ、答えさせながら勧めていくスタイルの授業ではそうではないのですよ。また、学生は、チャットですらめったに質問しません。こちらから質問しても、答えが返ってくるのにすごく時間がかかります。オジサンの私のほうがはるかに返答は俊敏です。勝間さんのおっしゃっていることは一理ありますが、可視化できない部分の意味を認めないというのは勝間さんの認識不足です。

勝間さんは「アフターコロナ」の時代はオフラインの要素が仕事からますます消えていくという認識のようですが、私はまったく逆だと思います。デジタル化の空虚さゆえに、オフラインのありがたみがよりいっそう認識されるようになるのだと思います。若者の間から徐々に「脱デジタル化」の声が大きくなっていくように思います。私が間違っているかのせいもありますが、いまのような生活を何年も送らざるを得ないのであれば、いっそうのこと田舎に移住して畑でも耕したいと思っています。いまは我慢して在宅勤務をしていますが、ほんとうにバカバカしいです。