SSブログ

【残酷な真実】監獄の誕生|フーコー 仕事や勉強がストレス過ぎるあなたへ [資格・学び]



我々が住んでいる社会というのは目に見えない権力が網の目のように張り巡らされている。その目に見えない権力の網の目を可視化したのはジェレミー・ベンサムである。彼が設計したパノプティコン(一望監視監獄)は、我々が他人の視線を内在化することによって、他人に自分自身のコントロールを無意識に委ねてしまっていることを証明した。それは教育においては恐ろしいくらいに浸透している。人間はその権力の網目にがんじがらめにされて、疲弊し切っている。

私も1980年代にフーコーについての解説を読んで、私が中学校という名前の軍隊的監獄の中で感じていた居心地の悪さの原因が腑に落ちた経験があります。

現代の日本人は礼儀正しいとか、公共心があるので、街がゴミひとつなく綺麗だとか外国人に言われる(本当は、外国人に言わせている!)ことがありますが、それは戦争中の軍隊教育の残滓があるからかもしれません。私の子供の頃の教育環境は、完全な帝国陸軍式でしたからね。高尚な儒教精神の反映ではなく、ただの暴力による支配です。その暴力をネガティブに内在化しているのが現代の日本人なのではないかと思います。だからこそ他人が見ていないところでは、日本人の愚劣さが目に余るのです。



今日は試験監督でした。エッセイの評価の仕事はまだ残っていますが、今日中に1クラス分を終えたので、残りはもう1クラスのみ。今日は疲れたので、続きは明日。






共通テーマ:資格・学び