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怒りが美容と健康に与える影響とは【仏教の教え】 [健康・メンタルヘルス]



私はめったに怒りません。その要因は、私が他人に期待しない、他人に興味がないという特徴にあります。田舎の家のように隣地境界部分の幅を広めに取っているのです。

他人(妻や子供を含む)に期待すればするほど、他人を自分の思い通りにしようと考える傾向が強くなります。自分の正義を相手に押し付けるということです。これをすると、相手の逆鱗に触れることもあり、それがブーメランとして戻ってきて自分自身に当たって、怒りの感情が芽生えることが起きます。

対応策としては、他人の言動に関して、その人はそういう考えや価値観なんだな、その人と私は違うんだな、と冷静に考えるようにすることしかありません。

たとえば、二車線の道路を運転しているときに、ひょいひょいと追い越しをかけていく車があります。信号のところで結局横に並んでしまうことがあるのですが、そういう車のドライバーさんは事故を引き起こする引き金になるのでやめてほしいとは思いますが、そうすることで、急いでも無駄だということを学んでいるのですから、私もだいぶ教育的なことをしているんだなと偉そうに思うようにしています。ウサギとカメみたいなものですが、カメみたいにノロノロしていても、結局のところ、到着時刻はほとんど変わらないことが多いものです。

そんなふうに冷静に考えると、精神的なゆとりが生まれ、他人に対して怒りの感情はめったに生まれないものです。

授業中に学生が飽きている様子を見ると、若い頃の私は、沸々と怒りの感情が湧いていましたが、いまはそういうネガティヴな感情は一切芽生えません。この学生も日々の生活に追われて、いろいろ大変なんだろうと思えるのです。表面に表れている現象の裏にはもっといろんなことがあるという想像力が鍛えられたのでしょう。


怒りっぽいのは、視野が狭くなっている証拠です。怒りは健康にも美容にも悪いし、人間関係も破壊するします。怒りが認知症の原因になるという説もあるそうです。若い頃には怒りまくって他人を怖がらせたり、不愉快な気分にさせておきながら、最後はそんな気の毒な人たちに面倒をみてもらわなければいけなくなるなんて、なんとも情けないですね。私はそんな人生は送りたくありません。















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