完璧な愛の神であるはずのユダヤ・キリスト教の神がなぜ悪を生み出したのかという考えを、昔の日本の一般庶民が宣教師にぶつけたそうです。この問題は神学では永遠に解決されそうにない問題です。つまり、神の愛などないのでしょう。
私個人の理解では、神はすべてのものの原点にすぎず、それを単純に英語ではGodと呼んでいるだけで、非人格的存在であり、情緒もないもの無生物であると捉えています。したがって、そこには当然に善も悪も含まれるわけです。それが一神教の神の真の姿だと思います。したがって、そんな神を信仰し、神に祈りを捧げ、神にすがったどころで、何も変化は起きないのです。神が試練を与えることもありません。
