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群れない勇気・孤独の勧め・同調圧力に屈しない生き方【仏教の教え】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



声のでかい一人の人間に集団が間違った方向に進んでしまうという危険性を私もたっぷり味わっています。

10年以上前から大学でもグループワーク、ペアワークなんていうものを推進してきました。私もそれを取り入れていた時期があります。しかし、いずれにせよ、集団の中で、無根拠の自信を持っている人が、その集団を誤った方向に進めるということが多いことに気づきました。集団は怖いのです。

その集団の暴走を食い止めるのが民主主義というものです。民主主義の特色は、多様性を確保したなかで、データの検証をしながら、ゆっくりと歩みを進めることにあります。株式会社の経営とは正反対で、スピードがのろいので、ある種の人達は、声のでかいリーダーを求めます。その結果、小泉政権や安倍政権が誕生し、現在の惨状を招いたのです。声のでかいリーダーと、そのリーダーにおべんちゃらを言って付き従うようなタイプの人間こそ、多分おそらくニーチェが最も軽蔑した人間なんだと思います。

その観点で見ると、社会集団から離脱することが必ずしも悪とは言えないことがわかります。








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