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【ヤングケアラー】勉強させて貰えない家育ちの人生戦略【アラサー独身女】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



「あなたはまだましです」と言ってくる層とは絶対に関わらないこと。そういう人たちは、自分の不幸は他人のせいだと考えます。状況を打破するために自分から行動をすることもないし、いっさいの努力をしません。単なる消費者のままなのです。そのくせ、世の中に対する不満を解消するために、人生の一発逆転を夢見ています。そんなギャンブラーたちと付き合っていると、自分も非現実的な目標を立ててしまい、結果、精神的に不安定になり、人生が狂ってしまいます。


小学校の道徳では、誰とでも仲良くしなさいと教えられますが、世の中には、付き合ってはいけない、仲良くなってはいけない人たちがいることをしっかり教えてほしいものです。実のところ、関わってはいけないのは、どういうタイプなのかという定義は難しいし、ある程度年齢が上がって、経験値が高くならないとわからないでしょうけど。

もも子さんは、商業高校を卒業してからすぐに税理士事務所に入ったら、そこには変な人たちがいないことに気づいたそうです。私にも同じような経験があります。公立の小学校や中学校は、雑多な種類の人間がいて、底辺中の底辺には明らかにおかしな連中がたくさんいました。その当時は、彼らは自分とはまったく別の世界に生きているので、相手にしてはいけないとは思いませんでした。しかし、地元でもっとも優秀な進学校である高校に入ったときに、まともな人たちばかりでした。みんな真面目に勉強するし、性格がいいんですよ。社会というものは、こういう場所なのかと初めて気が付きました。

大学院に入ってから、底辺の私立高校で英語の非常勤講師の仕事を始めました。そこは本物の底辺の人間だけが集まっている空間でした。将来は、飲食業とか肉体労働者とかヤクザとか犯罪者にしかなれないような人たちを寄せ集めただけの学校です。その高校の生徒たちにはまったく勉強する気なんかないので、最初から最後まで学級崩壊状態です。雑談しても聞いてくれないので、ひたすら黒板に文字を書いて、それを写せという授業をし続けました。そもそも、教科書は持ってこないし、そのかわりに全員がエロ本やスポーツ新聞や漫画を授業中に読んでいる人たちです。眠くなったら、机に突っ伏して寝ているのはまだましな方で、教室の後ろの床にスポーツ新聞を敷いて、その上に横になって寝ているような生徒も数名いるのです。そんなサルたちに何を説明しても、彼らには理解する能力はないのです。

私は金八先生ではないので、クラスのすべてが「腐ったみかん」状態では、完全に制御不能でした。それでも1年半頑張りましたが、最終的に精神状態がおかしくなって、夏のボーナスをもらってから辞めました。せめてもの恩返し、いや仕返しです。そのときに、底辺の人間が集まる世界には絶対に近づいてはいけないことを思い知らされました。

学問や知識、他者に対するリスペクトのない人間、そして、落語に出てくる「三道楽煩悩(さんどらぼんのう)」の囚人となって、将来や周りの人間のことをいっさい考えられない人たちと付き合うと、自分の人生がおかしくなるだけです。彼らを救う義務は誰にもありません。彼らは彼ら自身で自分を救うべきなのです。とにかく彼らには近づかないことです。そういう奴らは放置しておくに限ります。そんな連中と付き合っても、自分のためになることはけっしてありません。いま考えると、あの1年半は私の人生の中でもっとも無駄な時間でした。







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