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ディーラーは嫌い [クルマ]



この動画の方は日本のディーラーの詐欺の話をしているわけではないですが、日本も似たようなものです。

こう言ったら怒る人もいるかもしれませんが、だいたいディーラーや修理工場の整備士は嘘つきです。経営者や店長は、「利益を上げるためには客に嘘をつくことも必要だ」と従業員に指導します。私の友人の父親は、ある自動車メーカーのディーラーの社長なのですが、店の従業員にそういう指導をしているそうです。友人は自分の父親が’そういうことを言うのが大嫌いだと言います。商売人というのは、どこの世界でも、そういうものです。政治家と商売人はうかつに信用してはいけないのは世界の常識です。

客の無知につけ込んで、不安を煽るのが整備士の手口です。クルマが古くなってくると、あれもこれも交換したほうがいいと勧めてきます。「何かあったら私どもの責任問題になりますから、お客様の命を守るために、うちではそうさせていただいています」と言うのが常です。そして、目ん玉が飛び出るほどの法外な修理代を提示します。2年に1回に行われる車検があるときだけしか、客は整備士に用はないので、ここぞとばかり連中は、むだな整備をしたがります。

知識がある客ならば、「これとこれは整備しなくてもいいよ。このパーツはまだ数年は持つだろうし、ここは自分で交換できるからね。壊れてからでも遅くないから、いまはいいよ」などと言って安くしていけるのですが、たいていは客は整備の知識も相場もよくわからないので、整備士の言いなりです。客が整備費用を満額で支払うのを渋っているところを見ると、即座に買い替えを促します。「もし車検を通さないのであれば、それを頭金にして、新車が買うほうが得ですよ。今度いい車を出したばかりなのです。これなんかどうでしょうか。○年前のクルマとは隔世の感がありますよ。いまはどんどん新しい装備がついて、便利になっていますからね。燃費も乗り心地も良くなっていますし、衝突安全装置がついて、安全性も高まっています。現在お客様がお乗りのお車のタイヤもだいぶ溝がなくなってきているようですし、このまま古い車を乗り続けると、ますます費用がかかってしまいます。いま決算期ですから、お安くしておきますよ。カタログをお持ちしましょうか」などというやり取りはよく耳にします。修理を頼まれても、新車を買ってもらっても、いずれにせよ、ディーラーは得する仕掛けです。唯一、損をするのは、クルマのオーナーだけです。国も、税金が入るので、損はしません。

そうやって買い取った(強奪した)客の車は自分たちのクルマにする(従業員が安く買い取る!)か、隣接する中古車屋に持っていって換金するのです。たいてい新車ディーラーのそばにはガリバーとかビッグモーターとかの中古車屋があります。その理由は明らかです。連中はみなグルなんです。私の義父はとある自動車ディーラーの営業マンだったのですが、そんなふうに客からタダ同然で下取りしたクルマばかり乗り継いできたそうです。まさにタダ同然です。

何をするにも、専門家の意見を聞くことは大事ですが、専門家といえども、異なる見解を持つ専門家もいます。一人の専門家の意見のみに従うのは、考え方として間違っています。だまされないためには、専門家に任せておけば大丈夫という根拠のない確信を捨てて、自らいろんなことを勉強して、たいていのことは自分でトラブルを解決できないといけません。それでも自分ではできない部分は、専門家におまかせすればいいのです。そうすれば、インチキ専門家と信頼できる専門家の区別ができるようになります。こういうことはどんな分野でも同じです。




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