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「越後獅子の唄」と鼻濁音 [音楽・楽器]



「越後獅子の唄」は、美空ひばりが13歳のときのヒット曲。この歌は、斎藤寅次郎監督『とんぼ返り道中』(1951年)の挿入歌として使われて、ヒットしたそうなのです。

なぜか、この動画では、『鞍馬天狗角兵衛獅子』(1951年)が使われていますね。親方から虐待されている曲芸師(越後獅子)の少年(美空ひばり)を鞍馬天狗が助けるというストーリーのようです。歌は若き日の大月みやことのこと。



美空ひばりは、えちごの「ご」にきれいな鼻濁音を使っていますね。大月みやこも鼻濁音を使っていますが、美空ひばりよりは、あっさりした感じです。この鼻濁音を出せない関西人の耳には、鼻濁音は田舎臭い感がするそうです。昔の東京弁は、鼻濁音を使っていたのですが、近年は、NHKのアナウンサー以外は鼻濁音を使うことをしなくなりましたね。

しかし、NHKのアナウンサーは、妙なところで鼻濁音を使うので、違和感を覚えます。「私が」の「が」は鼻濁音にするのは当然なのですが、そちらはしないくせに、「東京ガス」の「ガ」をわざわざ鼻濁音にするのはおかしいです。ガスは英語ですから、鼻濁音にしなくていいはずです。東京ガスのCMでは、東京ガスの社名を発音するときに、鼻濁音を使っていません。こういう鼻濁音の使い方は変則的だと思うので、やめてほしいです。

越後獅子の唄: 二木紘三のうた物語

『とんぼ返り道中』では挿入歌の「越後獅子の唄」がヒットしたので、続編の『鞍馬天狗角兵衛獅子』が作られたようです。その挿入歌は「角兵衛獅子の唄」です。このYouTube動画は『鞍馬天狗角兵衛獅子』のものを使い、歌は、大月みやこが歌う「越後獅子の唄」を使っているようです。




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