だから何だよ

自分で言うのも何ですが、今日、自分のギターが上達していることに気づきました。アコギは去年の11月にハードオフで購入し、それ以来、半年間、毎日のように練習してきました。ウクレレからの転身組ですから、ギターは数週間でそこそこ弾けるようになりましたが、この１ヶ月ほどの間、長いスランプが続いていました。いくら練習を続けても上達した気がしなかったのです。

しかし、ギターを始めたばかりの頃によく練習していた曲のコード譜を引っ張り出してきて演奏してびっくり。最初の頃はコードの数に圧倒されていたのですが、今見ると、あまりに少なく感じます。以前は、コードを正しく押さえ、曲のスピードに遅れないようにすることだけで必死でしたが、今では、そんなことを考えることはありません。余裕があるので、適度に感情を込めて演奏できます。余裕がありすぎて、別のことを考えてしまうくらいです。

アルペジオを練習したせいでしょうか、ストロークのときも、ミュートしてしまわないようにと、指を立てて、きれいに響くことを意識するようになったのも、うまく聞こえる原因でしょう。このまま練習を続けたら、ソロも弾けるようになるのかもしれません。

三線もそこそこ上達してきました。「ヒヤミカチ節」が弾けるようになったのは、本当に嬉しいです。

今朝はピアノの練習をずっとしていたのですが、左手が使えるようになったら、感動的ですね。私にとって当面の目標の一つです。

目標で思い出しましたが、私は自分の人生を完全な失敗だと思っています。若い頃に見た夢をすっかり諦めています。自分はその夢を本当に実現させたかったのかどうかさえ、今となっては怪しく感じます。もはやどうでもよくなりました。

逆に、自分の人生は成功だったと思える人はどれくらいの割合でいるのでしょうね。そこそこうまくいったと思える人はけっこういると思いますが、本当に成功したと自認できる人なんて、１％もいないのではないでしょうか。

私はもはや自分の人生を諦めていると書きましたが、人間には寿命を含め、さまざまな限界があるのですから、身の程を知らざるをえません。欲望を捨てることも学ばねばなりません。それこそが仏心です。

他人から、お前の人生は失敗だと見られていることはよくわかっています。だからこそ、私にアドバイスしてくれるのでしょう。でも、心の中では、「だから何だよ」と言い返しています。

あるお医者様のブログを見たら、そのブロガーの奥様が、亡くなった夫の訃報を報告しておりました。私よりも１歳若い方でした。人間はいつ死ぬかわかりません。自分が満足できるように生きてさえいればそれでいいではないですか。自分の基準に合わせて、他人の人生を批評するのは止めましょうよ。余計なお世話です。