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嶋ちゃんの三線「娘ジントヨー」 [音楽・楽器]

一コマだけですけど、大学に行ってきました。土曜日に働くのは10数年ぶりですね。講座の対象者はいわゆる社会人の方たちです。ふだん自分の子供と同じ年齢の学生たちを相手にしているので、自分と同じくらいか、あるいははるかに上の方たちに教えることに慣れるまでに少し時間がかかりそうです。今日の講座の大きな目的の一つは、学習環境の雰囲気作りと全体の見取り図と目指すべき地点を示すことでした。そのためにさんざん冗談をかましながら、大風呂敷を広げてきました。来週からは、風呂敷の中身を一つずつ紹介していく予定です。文法の勉強をしたり、辞書の使い方を指導したり、あるテーマに沿って文章を書く練習をしたり、いい文章を読んで効果的な書き方を学んだりしていきながら、最終的には、自分の原稿を使ってプレゼンまでしてもらうかもしれませんと、予告しておきました。受講生のレベルによってはそこまでいけないかもしれませんので、プレゼンは絶対ではありません。ふだん教えている学生たちにはマストにしていますけれど。

ふと、授業中に、ジュリア・ロバーツの映画を思い出しました。ジュリア・ロバーツに自分が重なるように感じたのです。映画の中で、ジュリア・ロバーツ先生は安月給の英語講師として働いています。彼女が教えているのはコミュニティカレッジです。コミュニティカレッジには、さまざまな年齢の学生たちが集まってくるのですが、彼らはみな一様に学力が低く、教養もありません。したがって、自分に自信を持てないのです。アメリカは日本とは全く違う本当の学歴社会ですから(大学院まで行って博士論文を書いた人が偉い!)、学歴に自信が持てない人々は過酷な学歴社会では底辺を生きなければいけません。ロバーツ先生もコミュニティカレッジの講師ですから、教え子と同様に胸を張って生きることはできていません。ロバーツ先生の講座の名前はエッセイライティングだったはずです。その授業では、文法的にも正しい文章を書くだけではなく、自分の主張を論理的に、かつわかりやすく、また説得力のある形で提示できることが求められます。学生たちは、ジュリア先生の指導の下、徐々に、読めるエッセイが書けるようになっていきます。授業の最終試験はプレゼンです。原稿を手に持って読むのではなく、ほんとうのプレゼンをしなければいけません。それをやり遂げた学生たちは、自信を手に入れて教室を後にしていきます。同時に、先生自身も、授業を通して、自信を取り戻していくのです。映画のタイトルをまったく覚えていないのが残念です。もしかしたら、私が記憶を勝手に作り変え、脚色しているかもしれません。ハハハ。



嶋ちゃんは歌も三線も上手ですね。声もいいですし。すばらしい。何度聴いても飽きないです。



「竹富島のオリオンビール」なんて歌はありません。「竹富島で会いましょう」と「オジー自慢のオリオンビール」です。



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