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給付金の振り込みが遅れている原因 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

10万円の給付金の振り込みが遅れている原因の一つとして、書類の不備というものがあると聞いています。役所が作る書類に書いてある指示の言葉遣いがよくわからないということも原因ですが、それだけではないかもしれません。きっと申請する側の人間の無能さも手伝っているのだと思います。

いま学生のレポートをチェックしているのですが、ほんとうに呆れています。言われたとおりにできない学生が多いからです。指示に従えないんですから、指示されたこと以上の成果を出すことは不可能でしょう。

学生に課題を出すときに、誤解を避けるために、指示をできるだけ短く、そして単純明快な文章にしています。その指示を理解できない学生が、偏差値が低いところだと1割くらいいるんです(当たり前ですが、偏差値の高いところにはめったにいません)。ページ数を書いて、ここの問題を解いてくださいと言っても、別のページの問題をやってくる学生とか、5問しか問題がないのに、6番目の答えまで書いてあるとか、「英語で書いてください」と明記しても、日本語で書いてくる学生とか、「カタカナでは成績をつけられません」とコメントすると、「ひらがなならいいんですか」と返信してくる学生とか本当にいるんです。

ファイルをPDFに変換して送ってくれと頼んでも、ExcelやWordで送ってきたり、中には、docxという拡張子を単にpdfにした状態で送ってきた学生もいます。ファイルを開けないからおかしいと思って、試しにWORDで開いたら、WORDのドキュメントだったというオチです。ITスキルとか以前に、頭がオカシイんじゃないかと思います。

コメントをすると、「わざわざコメントしてくださってありがとうございます」とか返信する学生がいます。目上の人間に「わざわざ」って、失礼でしょう。「お忙しいところ、私のレポートにコメントしていただきまして、ありがとうざございます」ではないでしょうかね。コメントする気が失せました。

信じられないでしょうけど、日本人の大部分は、もしかしたら、そういう馬鹿なんじゃないかと思います。

オンライン授業を卒なくこなしているのは高偏差値の大学に通う学生で、低偏差値はその反対です。企業が、学校の名前で学生を差別するのも無理はないでしょう。そばに付いていて、いちいち指示してやらないと自分では何もできない従業員を受け入れる企業なんかないでしょう。オンライン授業がうまくいかないと嘆いているのは、きっと低偏差値の学校です。

そういうわけですから、役所の人たちも大変でしょうね。10万円の給付金の振り込みが遅れるのも無理はないです。私の銀行口座にもまだ振り込まれる気配はありません。