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東京では237人に1人、「3密」神話が完全崩壊 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

東京では237人に1人が新型コロナの陽性確認者になっています。無症状で未確認の人も含めたら、おそらく、すでに200人に1人くらいにはなっているのでしょう。世界全体では100人に1人。日本全国では550人に1人ほどです。2倍や5倍の差は数ヶ月で追いついてしまうかもしれません。追いつくというか、追い越すかもしれません。

私の近くには、「コロナの患者がいないから自分は大丈夫」と思いこんでいる人もいますが(うちの妻!)、本当にコロナ患者が身近に存在するようになったら、いよいよ終わりということです。断末魔の叫びを聞くことになります。完全に手遅れな状態になってから、事態の深刻さに気づいてもあまりに遅すぎるのです。歴史から何も学んでこなかったアホどもはそういうことを言っていますが、啓蒙が必要ですね。マスコミは、「両論併記」や「中立」というインチキな原則を捨てて、恐怖を煽りまくって、馬鹿を正しい方向に導くようにしないと、感染者数の増加は天井知らずになりますよ。数日前に、感染者数のグラフに矢印を引いて、今後の傾向を占ってみたのですが、下がる気配がまったくありません。東京における1日の感染者数が数日中に1000人を超過するのは必至です。

西村経済再生担当大臣がこのまま感染者数が減らないと「緊急事態宣言」を発令しなければいけなくなるとツイッターで脅したそうですが、私には本気に思えました。きっと来年早々に出すでしょう。とはいえ、何の効果もないのは確かなので、その前に公共交通機関での感染が広がっているという事実をどこかの専門家にポロリと暴露させるんじゃないでしょうか。飲食店へ足を運ぶ人の数を抑制しても、むしろ感染者数が増えていくばかりの状況ですから、本当は他に感染する場所があるはずです。いまはもっぱら家庭内で気をつけろという警告を繰り返しているだけですが、実際は、職場や学校、そして通勤通学途中でウイルスをもらってくるものと思われます。要するに、人混みです。長時間他人と一緒にいるようなところです。電車やバスの中では、会話をしないのだから安全だと思っている人がいますが、隣で、咳をしている人がいる場合もあります。ひどいのになると、咳やくしゃみをするときに、マスクを外す人もいるそうです。さらに、飛沫感染は事実認定されていますが、エアロゾル感染の可能性もあります。エアロゾル感染が完全に否定されているわけではないので、実態はよくわかりません。しかし、よくわからないものは、安全ではない可能性があるのですから、「エビデンスがないのだから安全だ」と決めつけてしまうような、(エセ科学を信じるカルト集団である自民党が広める)昨今の非科学的な風潮はあまりに危険です。エビデンスを掴んでしまってからでは遅すぎるのです。

ということで、緊急事態宣言の効果を最大限にするために、公共交通機関での感染の可能性が高いという事実を暴露する人が出てくると私は予想しておきます。

米研究チームが調査した「コロナ防止策を講じたほうが経済的にも合理的」衝撃データ(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

羽田雄一郎参院議員の死が示すコロナ検査の現実 玉川徹は「検査まで時間がかかりすぎ」と指摘も橋下徹らはいまだ検査抑制論を|LITERA/リテラ

経済か感染抑制か、という二項対立で考える人がいまだに多くて呆れます。橋下徹なんかは、いまだに感染抑制をすると、経済が回らないとか言っているらしいです。PCR検査数は減らせと。ここまで来ると、キチガイですね。

「経済を回すためには、普通の生活をしろ、マスクと手洗いだけでなんとかなる」と言っているのであれば、B29を竹槍で突き落とせると信じているようなものです。戦時中でも、戦闘機の襲来を恐れるな、爆撃を受けても、普段どおり生活しろ、と言われてもそんなことは無理です。もし庶民が支離滅裂なことを言う権力者に唯々諾々と従うのであれば、まさに歴史から何も学んでこなかった馬鹿の鑑です。おめでたいですね。

スウェーデン政府のように、徒手空拳でも、勝手にB29は落ちていくと信じるようなことを、さすがに日本政府、旧安倍政権はしなかったのがせめてもの救いです。しかし、いまだに「ファクターX」の存在を信じ、日本には「神風」が吹くと思い込んでいる人もいます。ネアンデルタール人の遺伝子を持っている人が日本人には少ないから大丈夫だとか、BCG接種をしているから無敵なのだとか、馬鹿みたいな話です。そういうことをエセ専門家が言っているのを真に受けるような一般庶民のほうが救いがたいのですけどね。

密集、密接、密閉でしたっけ? 私は1年くらい経ってようやく「三密」の中身を覚えました。論理的ではないので、覚えにくかったのです。世間では、その3つが重なるところが危険だと信じられ続けていますが、論理的に考えれば、その1つでもあれば危険と考えるべきです。そもそも人々が「密集」しているところで、他人と「密接」していないところなんてあるのでしょうか。1人の他人との距離が2メートル以上離れていようとも、その空間に「密閉」(無換気!)されているのであれば明らかに危険でしょう。だとしたら、3つが重なることがなければ安全だという神話は完全に崩壊しています。小池都知事はいったい何を言っているのでしょうね。もちろん、3密を避けてくださいと言っただけで、3密にならなければ安全だと言ったわけではないので、マスコミや庶民は小池都知事の唱えた3密を勝手に取り違えただけなんですけどね。

他人と前後左右2メートルずつ離れているような空間で100人集まっていたら、それは「密集」とは言えないでしょうが、そんな環境はふつうはありません。大学でそれをやれ、と脳みその足りない文科相が言っていましたが、想像力がなさすぎます。というか、あの男はファンタジーの世界で暮らしているのかもしれません。教室のサイズが有限であるのに、オンライン授業は駄目だというのなら、もはやグラウンドで青空教室でもやるしかありません。萩生田光一は本物のキチガイです。

2020年もまた、馬鹿な為政者に振り回された残念な年でした。来年こそは、そういう馬鹿どもを火星に移住させることができるような年にしたいものです。できればトランプも彼が生きている間に火星に送りたいです。

感染拡大が始まったばかりの年初の話ですが、その頃、日本を訪れた外国人観光客に、テレビ番組のインタビューアーが「日本の空気はきれいだ」と言わせていたのを思い出しました。当時は「ふ〜ん」という感じでした。この人達の置き土産で、日本はここまでヤバい状態になるとはほとんど思いませんでしたが、いまとなってはああいう阿呆は日本に入国させるべきではありませんでしたね。

そういえば、数年前、ヒアリという有毒なアリが日本に入ってきたということで大騒ぎしていました。いまはすでに日本の一部地域に永住しているようです。生息地は横浜港の周辺だけではないでしょう。目に見えるものでも防ぎようがないのに、目に見えないものの侵入を防ぐことは極めて難しいことです。マスクや手指消毒程度で自分の命を守れると信じてはいけません。