SSブログ

自己成長よりもはるかに重要なもの【精神科医・樺沢紫苑】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



「成長」と言うと縦に伸びる感じがしますが、横に延びる方向もあると思います。自己啓発本が読者に強いる「自己成長」には私は嫌悪感を抱いていますが、横に広がれと言われたら、素直に言うことを聞きそうです。

その横に広がる感じを、樺沢先生は「毎日を楽しむ」と呼んでいます。いままでできなかったことができるようになる、やろうと思っていたことを1つで多く片付けるというようことがコンフォートゾーンから出ていくことであり、それが「自己成長」だと樺沢先生はおっしゃっています。

その意味の自己成長が苦しいのであれば、やり方が間違っている。自己成長はドーパミンが出て、楽しい気持ちになるはず。それがないなら、自己成長はしていない。たしかにそうなんでしょう。私も苦しいことに耐えるというのは、100%無意味だと思っています。苦しみを克服することがそんなに偉いことだとは思えません。自己満足にすぎないと思います。苦しみに耐えないと自己成長ができないと思い込んでいる人に対しては、私なら「そんなに苦しいなら、やめたら? きっとあなたには才能がないんだと思う。楽しめることこそが才能ですよ。そんなに辛いのなら、あなたには適性がないので、いくらがんばって成長しませんよ」と突き放すでしょうね。現に、そういうことをよく授業中に言っています。




共通テーマ:日記・雑感