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天気の話をして共感を求めるのも重要ですが… [雑感・日記・趣味・カルチャー]

共感を求めることは重要ですが、問題もあります。

私の友人に天気の話題から話を切り出す人がいます。「今日は寒いですね」「今日は蒸し暑くて、嫌ですねえ」「この頃、天気が変ですね」うんぬん。私は台風や大雪でもない限り、気温が5度から35度の範囲に収まっているのならば、特筆することでもないと感じるので、「そうですか」としか返せません。

私は天気の話題は一切触れないタイプです。なぜなら、人それぞれ感じ方が違うと認識しているからです。私は友人に「今日は寒いですね」と言われるたびに、「私は別に寒くないんですけどね」と返さざるを得ません。体温が違うのでしょう。その返答が不快感を与えていないか不安になり、あまりいい気分になりません。相手はどうでもいい天気の話をすることで私との間に親密な空気を醸し出したいのだと思います。共感によって、会話をスムーズにしたいのでしょう。ところが私は別の角度からものを見ているので、あれこれと頭の中に考えが巡ってしまうのです。

一般に天気の話題をすることは良いことだとされています。むしろ、天気の話題をしない奴はコミュニケーション能力が低いと言われます。特に年齢の高い人たちの中には若い人たちにそういう説教をする人がいます。人それぞれ感じ方が違うという発想がないのは困ったものです。

私は「今日は天気が良いので、日差しがまぶしくて、日焼けもするし、非常に不快ですね」とか「今日は寒くて、過ごしやすいですね」と言いたいときも往々にしてあるのですが、ぐっとこらえています。馬鹿だと思われるかもしれないからです。私の考えや感覚を彼が理解することはなさそうです。

でも、世の中の多く人は、相手に共感を求めることが良いことだと思っていると思いますが、それがむしろ害になる場合もあることを知ってほしいと思います。

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