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いつかそういうときが来るのだとは覚悟していたのですが [雑感・日記・趣味・カルチャー]

いつかそういうときが来るのだとは覚悟していたのですが、今日がその日になりました。

七夕は母の誕生日なのですが、よりによって今日、父親が亡くなったのです。いまから1時間ちょっと前のことですが、夜7時過ぎに母から電話がありました。

1週間くらい前に電話を掛けたばかりですから、急用であることは間違いありません。電話に出るとすぐに「お父さんが死んじゃったよ。今日は仕事に行って帰ってきたら、お父さんが冷たくなっていて、テレビはつけっぱなしのままだったのよ。いまは死後硬直の状態」と慌てふためいた声が聞こえました。

母はしばらく父親が亡くなったときの状態などを話してくれました。さっき弟夫婦も来てくれたし、これから警察も来ることになっているとのこと。お前もすぐ、来いとのこと。「明日は授業だし、明後日の土曜日も仕事だし、すぐには行けないんだけど」と伝えると、「休めばいいじゃないの。土曜日が休めなければ、明日休んで、こっちへ来てすぐにとんぼ返りして、土曜日に出勤して、またすぐに日曜日に戻ってくればいいじゃないの」と。

その提案を採用し、急遽、大学のLMSから学生に明日の授業は休講にするという連絡を入れました。明日の朝、妻を連れて実家に帰省します。

いてもたってもいられず、そのあとガソリンを入れに行きました。なんの因果か、ガソリン代が4444円(税込)でした。気持ちが悪いです。

父親は5年くらい前に脳の手術をして、死の瀬戸際まで行きました。そのときはもう死ぬんだと思って家族で病院に見舞いに行ったのですが、手術が成功し、元通り元気になりました。だから、こんなに早く亡くなるとは思いもしませんでした。

先ほども書きましたが、今日は母親の誕生日なので、夜、弟夫婦も一緒に外食に行こうという話になっていたそうです。よりによって、愛する妻の誕生日に亡くなるとは、父親らしいです。私も妻の誕生日にでも死にたいなあ。

私は父親の死をまだ受け入れられません。信じられない状態です。母親からの電話があってから1時間くらいは気が動転した状態でしたが、いまは頭の中が空っぽになっています。放心状態です。

とはいうものの、こうやって、考えを整理するために何かを書かずにはいられない状態です。

昔、大学生だったか大学院生だったかの頃ですが、祖父や祖母が亡くなり、その電話を母から受けた時のことを思い出します。悲しみに襲われたのは、葬式で遺体を確認し、火葬する直前です。骨になってしまってからは、何も感じなくなりました。あのときの感覚がよみがえってきます。

生前、私が帰省するたびに、私は父親に祖父母の墓参りに連れていかれました。ほかにやることはないのか、と言いたくなるほど律義に墓参りをするのです。今度は私が父親の墓参りを律儀に行う番になったのかもしれません。

人間というのはいつ死ぬかわかりません。人の命は自分でコントロールできることではないのです。少なくともいつ死んでもいいように、楽しく生きたいとあらためて思いました。



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