先週のコロナ新規感染者 日本が世界最多に

先週のコロナ新規感染者数は日本が世界最多になったそうですね。効果的な感染症対策なんて何もやっていませんから、この結果は当然なんでしょう。

大学でもすでに10人に1人以上が感染経験者のような印象です。30人クラスで今年3人以上は感染者が出ているので、この2年半をトータルすると7、8人に１人くらいはいるかもしれません。

教室の換気なんてあってないようなもの。この時期、窓やドアを開けっぱなしにしておけば冷房が効かず、死にそうになります。したがって、締め切ることが多かったです。

バスや電車の中でも、学生たちはおしゃべりに興じています。スクールバスのバス停でも大声で会話している学生たちがたくさんいるくらいですから、普段の様子が垣間見えます。

アクリル板もまったく効果はありません。教壇の前にビニールがあると、声が通らず、さらに大きな声を出さなければいけません。マスクをしているから余計です。飲食店でも同じような状態なのでしょう。「黙食」なんて無理です。

結局のところ、新型コロナは風邪と同じようなものですから、電車やバスや教室や職場などで感染が拡大しているものと考えられます。家庭での感染がもっとも割合が高いというデータがありますが、ウイルスは家庭から外に持ち込まれるものではありませんから、同列にすることは間違っています。家庭感染が多いので、家には寄り付くなとでも言いたいのでしょうか。

2年半たっても、依然として公共交通機関の危険性は等閑視されています。本当は、混雑した場所、人間が密集したところが一番危険だという基本的な知識の教育が徹底されていないからでしょう。

経済を回すためには、満員電車のリスクを無視するという政策が、ウイルスの蔓延につながっていると思われます。

諸外国では、電車やバスが主な感染経路だと認識されていますが、日本ではそんなことはないとすぐさま否定され続けています。政府や、政府御用達のインチキ科学者の認識が間違っているせいで、この惨状になっていると私は感じています。