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発達障害、これでテストの点が上がるかもしれない? #試験 #受験 #合理的配慮 #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 [健康・メンタルヘルス]



大学だけではないかもしれませんが、教務課を通して学生側から合理的配慮を求められるケースが増えています。この話題は私にとってはタイムリーです。

昨日、私のところに大学側から、精神疾患を理由に合理的配慮を求める通知が届き、学生側に連絡して、方策を伝えておきました。どうやら当該学生はパニック障害も併発しているようで、教室に長時間いられないため、zoomを使って授業を受けたいとのことでした。

しかしながら、私のほうもメンタルが弱いので合理的配慮が欲しいくらいです。zoomは恐ろしく苦手なのです。克服できません。あのせいでパニック障害になりかけました。だから、絶対に嫌ですと書いておきました。他の人にはわからないかもしれませんが、画面を通してみられているとか、音声や映像が録画されていると気づいていると、集中力がそがれてしまい、精神的に耐えがたいのです。

学生側への配慮も重要ですが、教員側への配慮もして欲しいです。教壇に立って大勢の前で話せるからといって、なんでもできるわけではないのです。

ということで、精神疾患に苦しんでいる学生に対する合理的配慮はしますが、教員側に対する合理的配慮も同時に必要だと思います。学生側の要求をすべて飲む理由はありません。

この問題は生活保護制度の問題に似ているかもしれません。働かないのにお金をくださいと言われているようなものです。それが不公平な感じを与えるのです。ある程度は配慮しますが、不公平にならないように、あまり良い成績を与えるつもりはありません。

メンタルヘルスの患者は、頑張らなければいけないというプレッシャーにつぶされてしまっているのですから、頑張らないようにしないといけません。したがって、他の人と足並みをそろえられるように、現場復帰を急がせてはいけません。しっかり勉強して、他の人と同じように卒業することを求めてはいけないのです。留年したっていいじゃないか、人生は長いのだから、という配慮も必要です。

勉強しなくても、単位を認定するというのであれば、精神疾患を理由に自分の実力をはるかに超えた一流大学にもタダで入って、何もせずに卒業できることになりますからね。そんなに甘いのであれば、私も精神科の医師に合理的配慮を求める診断書を職場に提出して、いっさい働かずにお金だけもらって生きていきたいです。




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