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電気自動車が日本に普及すると思う理由 ~トヨタのハイブリッド車はオワコンになる?~ 【失敗小僧 切り抜き】 [クルマ]



近距離移動にしか使わない軽自動車の多くは、いまから大量に補助金をぶっこめば、10年以内にEVに置き換わっていくでしょう。しかし、長距離走行を前提としているクルマの場合、急速充電設備が普及しない限り、普及するのは相当に難しいと思います。充電のための待ち時間が30分だとしても給油に比べたらあまりに長く感じるし、また充電設備がスーパーやショッピングモールやサービスエリアの駐車スペースの半分以上についているような状況にならないと、取り合いになって、おちおち出かけられません。往復400キロ以上の遠出はいまはまだむりでしょう。

いずれEVが普及するのは間違いありませんが、2台に1台くらいになるには早くとも10年、実際にあたりまえのものになるには20年はかかるでしょう。トヨタの初代プリウスが発売されたのは1997年。ハイブリッド車そこらじゅうを走るようになったのは東日本大震災後しばらくしてからですから、普及するまでに15年以上かかっています。それと同じようなものですから、いまから15年はかかるでしょうね。いまだってハイブリッド車は2台に1台ではないでしょう。

ガソリン価格が暴騰してリッター当たり300円とか500円とかになったら、電気自動車に乗り換える人が急に増えると思いますが、実際にそんな状態になるのかどうかわかりません。ロシア・ウクライナ戦争だっていつまでもやっているわけにはいきませんから、来年の前半までには終結し、世界は新しい秩序のもとで復興し発展していくと思います。

だとしても、今後クルマは昔のように贅沢品、金持ちの移動手段になっていくのかもしれません。庶民は徒歩か自転車で移動し、遠いところはリモートで仕事をするようになるのでしょう。少子高齢化が進めば、食料品は通販で購入して、業者が届けてくれる形になると思います。電車だって、地方路線は片っ端から廃線になるでしょう。人口減の影響で乗客数が減るはずですから、いつまでも維持できるわけではありません。

ということで、EVが20年後に普及したとしても、30年後には車自体が走らない社会になることを予想します。




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