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【ベストセラー】「二度とこれに時間を使うな!!人生で絶対に捨てるべき超ムダな時間トップ5」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



この本の内容は感心しませんね。

時間とお金のどちらが大切かという2択の問題設定は、「私と仕事、どっちが大切なの?」というバカ妻の質問と同じ愚問です。問題の立て方自体が根本的に間違っています。時間もお金も大事です。二律背反するものではありません。お金がある人は時間もあるのです。私なんか典型的な貧乏暇なしです。


捨てるべき時間として苦手なものを克服するために努力する時間が挙げられています。近頃では、努力はしても無駄だと考えている人が多いので賛成するのでしょうが、私は反対です。苦手だとか不得意だとか思い込んでいるだけで本当は才能があるかもしれませんし、苦手を克服することで、自己肯定感が高まって、世界観が変わることもあります。その機会を捨てることはもったいないと思います。


やってみなければわからないんだから、迷うことなく行動を起こせともこの中では言われていますが、そちらは賛成です。苦手なものの克服だって、最初から、諦めるのではなく、やってみなければわからないはずです。


探しものに費やす時間は年間150時間というのは断捨離派の人がよく引用する数字ですね。家の中の探し物というより、むしろ、スーパーに買い物に行って、どれにしようかと迷っている時間の方がはるかに長いはずです。そっちのほうが無駄に思えます。単純に計算してみると、車でスーパーに行く時間を往復20分。買い物に費やす時間を30分、それを冷蔵庫にしまったり、料理をしたりする時間を含めると、一日1時間以上使っている計算になります。人によっては2時間以上でしょう。ということは、年間365時間から730時間も無駄にしているのです。削るなら、そういう時間もあります。むだに探し物をしないように家の中を整理整頓することは当然必要ですが、それ以外にも削れる時間はたくさんあります。

ただそうやって削って余った時間を何に使うか、が問題なのです。お金を生み出す時間になるのでしょうか。むだにテレビを見て、消費者にさせられる時間になる可能性が高いです。

無駄な時間を無駄に削るような自己目的化はいちばんよろしくないメンタリティーだと思います。私が嫌いなビジネスマンの「スキマ時間」の活用とかと同じ思想です。






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