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自分を守るために相手を否定する心理 投影同一視 [健康・メンタルヘルス]



自分が怒っている時に、相手も怒っていると錯覚することがあります。自分自身の方は怒っておらず、相手の方が怒っていて、悪の権化のように捉え、その相手を攻撃することで、自分の心問題を解決しようとする原始的な感情を「投影同一視」と言うそうです。

これは子供によくみられる現象で、コロナが流行り出した頃によく起きたのが、「コロナいじめ」。コロナに感染した子供をいじめることで、コロナに対する自分の恐怖心を癒そうとする子供がいたそうです。私の記憶では、もっぱら大人の世界(マスコミの報道!)でよく見られたものだったと思います。

これは「陰謀論」にも似ていますし、「藁人形論法」にも似ていますね。

かえすがえすも、人間は、解釈する生き物ですね。というか、馬鹿みたいに誤読する生き物です。自分自身に対してもそうですが、周囲の人間を鬱陶しいと私が感じる理由はそこにあるのだと思います。


はっきり言って、うちの妻は、この3段階(策略・欺き、自己正当化・責任回避、投影同一視)のすべてに当てはまっています。怖いくらいです。昔、私は「カサンドラ症候群」になっていた理由が益田先生のおかげで徐々にわかってきました。


最後に益田先生は、親鸞の悪人正機説では、策略・欺きで処理するタイプの人間は本当の悪人ではなく、知的エリートなのだから、救われる。本当の悪人は、自己正当化・責任回避と投影同一視で処理するタイプの人間だとおっしゃっています。これはかなり心に響きました。







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