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下痢のしくみ(浸透圧性下痢、腸管運動性下痢、分泌性下痢、滲出性下痢) [健康・メンタルヘルス]



うちの犬が死にそうになった原因はよくわかりませんが、原因の一つは血漿タンパク質であるアルブミンの値の異常な低下にあります。アルブミンは水分を保持し、血液を正常に循環させるための浸透圧の維持と、体内のいろいろな物と結合し、これを目的地に運ぶ運搬作用があるそうです。したがって、アルブミンの値が低くなると、浸透圧の問題で、血液の中に水分が戻ってこなくなり、全身の細胞に栄養を行き渡らせることもできないし、老廃物も血液に取り込むことができず、それを濾過する腎臓まで運んでいけなくなります。結果、貧血が起き、栄養失調になったわけです。

アルブミンの働き 一般社団法人日本血液製剤協会

足の関節に浮腫が見られたのですが、それは水分を血液中に戻して、尿として排出できなかったせいなのでしょう。

いまもまだ下痢・軟便は続いていますが、体重は戻りました。一番太っていた時は6.8キロですが、標準体重は5キロ程度だと思います。8月の最悪期は3.3キロまで減りました。現在は4.2キロくらいに戻っています。足も太くなり、お尻がプニュプニュしています。お腹周りもけっこう太くなってきました。最悪期には、皮膚が垂れ下がり、引っ張ってもなかなか戻らない状態でした。いまは戻るようになりました。

食欲に関しては、朝はあまり食べませんが、昼と夜は恐ろしいくらいの食欲を見せます。糞は朝と夜に大量にします。尿に関しては、昼間は散歩に行った時以外はめったにしないのですが、夜中には数回おしっこをします。そのたびに起こされるので、睡眠不足になります。しかし、病み上がりとはいえ、すこぶる元気に見えます。

血糖値が高いようで、皮膚炎を起こしているところがあります。私も糖尿病なのでわかりますが、唇など皮膚が弱いところは、血糖コントロールがうまくいっていないときには、アトピー性皮膚炎に似たような感じでただれることがあります。

とにかく、下痢はしているのですが、痩せていくことはなさそうなので、栄養は取れているのでしょう。

本当に慢性膵炎なのかどうかはよくわかりません。膵炎なら脂肪の多いものは食べてはいけないようですね。お盆の時に行ったかかりつけではない動物病院で撮ってもらったX線写真を見せてもらったのですが、腸壁がガタガタでした。炎症が起きているものと思われます。下痢は浸透圧の問題もあるでしょうし、腸壁の炎症もあるのでしょう。しかしながら、アルブミンの値の異常低下しかり、そうなった根本的な原因はよくわかりません。


いまこの文章を書いている最中に、となりで、犬が嘔吐しました。妻が調子に乗って、ささみを大量に食べさせたようで、それを全部吐いてしまいました。もったいないので、また食べています。内臓の調子はまだまだです。












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