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「アメリカ人=フレンドリー」の裏に隠された本当の意味 | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ) [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「アメリカ人=フレンドリー」の裏に隠された本当の意味 | WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ)

実際にアメリカ人と付き合えばわかることですが、アメリカ人のすべてがフレンドリーだというのは偏見です。文部科学省推奨の偏見です。文科省は英語の教科書を通じてアメリカ人はみな日本人に対して有効的で、信頼できる人たちであり、彼らと積極的に交流していくべしと洗脳教育を施しています。実際のところ、右翼的視点に立ってみれば一目瞭然ですが、日本はアメリカに支配されているだけです。植民地ではないのですが、植民地同然の扱いを受けています。航空機の問題や米軍基地問題、為替や金利の問題を少しでもかじれば馬鹿でも気が付きます。そういうことを全部すっ飛ばして、アメリカ人と仲良くしよう。それがグローバルスタンダードだというわけのわからないことを言っている人が、英語の先生に多いので、ほとほと呆れます。

私はイギリス人もアメリカ人もはっきり言って嫌いです。所詮は帝国主義の人たちだからです。自分たちのスタンダードが世界標準だと押し付けて、それ以外はすべて遅れているという発想です。その発想自体が時代遅れだということすら気付けないほど頭が悪いのです。

そんな連中と英語で会話をしても、実のところ、彼らの話は表面的で、何も学ぶことがありません。話に深みがないのです。ちっとも哲学的ではないのです。

それは歴史に原因があります。アメリカは移民の国です。いろんな文化的背景を持つ、どこの馬の骨だかわからないような連中と共存しなければいけないのですから、濃い文脈に依存した深い話はできません。いま英語の授業で教わるようなパラグラフライティング、エッセイライティングというスタイルが話し方の基本形になります。つまり、誰でも知っていると思われるような広いテーマから徐々に絞り込んでいって、背景的知識、予備知識を与えながら、トピックにたどり着き、そこでようやく展開したい話が始まるのです。そして、本音、本当に言いたいことは結論の最後の最後まで明かしません。それがアメリカ人の話型です。イギリスも、資本主義経済を回すために外の世界に向かって行って植民地建設に勤しんだわけですから、彼らもアメリカ人も根本的には同じです。自分たちがスタンダードだという意識が強すぎるのです。

その裏には一神教の世界観があります。キリスト教を世界に布教することが彼らのためになるという思い上がりが、世界中でさまざまな問題の引き金を作りました。パレスチナ問題も結局はそこにたどり着きます。

そんな連中とは、フレンドリーな会話ができるというのは幻想です。企業経営者はそんなことはいっさいお構いなしに、ビジネスになるのだから、英語が必要だというわけです。その程度の英語なら、日本人が全員学ぶ必要はないはずです。通訳でも雇えばいいだけです。あとは文書レベルでやり取りを刷れば済みます。膨大な時間をかけて英語を学んでいるうちに、日本はその他の分野で英語圏の人々と差がつけられていきます。英語学習というハンディキャップを与えられ、英語圏の末端の人間達によって時間とお金を収奪されているのです。日本に英語を教えに来るようなネイティブスピーカーなんていうのは、無教養の人たちばかりです。近頃は円安の影響で、英米人はカスばかりになりました。その代わり、インド系の人たちが教室で英語を教えるようなことが増えました。

いずれにせよ、表面的な会話しかできないのです。そんなものを一生かけて学んでどうするのでしょうか。私は、生きた英語などに興味がありません。生きている人たちが、死んだ人のように見えるからです。それより「死んだ英語」とされる古い文献とのコミュニケーションのほうがはるかに学びが多いのです。

世の中の英語の先生はバカばかりです。他の教科の先生たちは、おおむね、まともです。この事実に気づかないと、ますます馬鹿になってしまいます。






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