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令和6年能登半島地震 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

元日早々の大地震。2024年は大揺れから始まったわけですが、非常に縁起が悪いですね。のんびり初詣になんか行っている場合ではありません。毎年、神様たち(多神教の神々のこと)に幸運をお願いしても、このざまですからね。科学がこれだけ進歩した時代なのですから、神様なんかいるわけがないと、そろそろ気づかないといけないと思います。仮にいるとしても、人間にとっては都合の悪い神様しかいないんじゃないかな。そんな神様しかいないのなら、神様になんか頼らずに生きていくことが我々の使命だと思います。

ちなみに、私は一神教の神を世界の始まりのことだと定義しています。神=あらゆるものの起源です。人間は神が作った生物(Creature)のうちのひとつです。すると、神は生物ではなく、生物を作った側の存在、つまり、造物主です。それは非生物であり、無生物です。(そう考えると、英語の無生物主語の構文がすっきり理解できます。この暗黙の了解が多神教の日本人にはないから、無生物主語がわからないのです。)神は生物ではないので、人間とのコミュニケーションが成立しないというのが論理的に整合性の取れる解釈でしょう。したがって、10円とか、100円とか賽銭箱に放り込んで、虫の良いお願いをしても一向に聞き入れてくれることはないと思います。当たり前ですね。これが私なりの無神論です。

仏教では、そういう信仰を「鬼神崇拝」と読んでいるそうです。正月に神社に初詣に行くのがいまだに常識だというような考えは下劣だと思います。実際、初詣をビジネスにしたのは、成田山新勝寺(と京成電鉄)だという説があるので、お寺もそういう意味では同罪です。ついでに言っておきますが、葬式ビジネスも人間を舐めていますね。恐怖心を与えて、善良な人から金を巻き上げる商売はヤクザと一緒じゃないですか。私には断じて許せません。






以下、地震があったときの状況を記録しておきます。

埼玉でも例の忌まわしい緊急地震速報が鳴り、その後、壁に吊り下げているギターやベースやウクレレがカチャン、カチャンと小さな音を立てました。揺れはゆっくりしたものだったので、これはどこか遠くで大きな地震があったに違いないと思いました。すぐさま東日本大震災を思い出し、原発は大丈夫かと不安になりました。

2階のテレビを見に行くと、能登半島で震度7の地震が発生し、津波警報が出ているとのこと。私の息子は石川県で一人暮らしをしているので、すぐに妻がLINEで生存確認をしました。夜勤明けで寝ていたところ、大きな揺れで叩き起こされたそうです。幸い、息子の住んでいるのは3階建てのマンションの3階。海から離れているし、高台にあるので、津波の心配はありません。一人暮らしの部屋には物が少ないので、タンスが倒れて下敷きになるようなリスクはほぼゼロです。目の前にはスーパー(アルビス)とコンビニ(ローソン)があるので、正月といえども食料に関してはなんとかなるでしょう。3日に埼玉に帰ってくることになっているのですが、新幹線が動いているかどうかわかりません。それだけが心配です。




今朝、YouTubeで改めてニュースを見たのですが、輪島あたりの被害は甚大なものになっているようです。津波の被害はさほどでもなかったようですが、家が崩れている映像や火災現場の映像が流れていて、東日本大震災のときに感じた恐怖というか、人生の儚さを改めて思い出しました。

我々は明日死ぬかもしれないと思いながら、生きていかねばいけませんね。





知識で武装しないと、生の現実に殺されてしまいます。私はそうならないようにメンタルヘルスの知識を身につけたので、大丈夫そうです。

それにしても、テレビのくだらないお正月特番がぜんぶ吹き飛んでしまいましたが、あれはどうするのでしょうね。TVerで流すのかな。