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先進国ではほぼ日本だけ サラリーマンの給料が減り続けている [雑感・日記・趣味・カルチャー]

先進国ではほぼ日本だけ サラリーマンの給料が減り続ける理由 - ライブドアニュース

自民党を支持してきた人たちが自分で自分の首を絞めているのですが、それすら気づかない人が多いようです。

スペインでは、エリートならば年収1000万円はふつうで、長期休暇も取れるし、フレキシブルに休みも取れるそうです。その余暇を利用して、自分の価値を高める勉強をして、次の会社にステップアップして、年収をさらに向上させることができるそうです。

日本だと、転職すると、今以上に年収が下がるというシステムだし、今の若い人はすぐ会社を辞めるヘタレだと思い込まされていますが、アメリカなんか、生涯に3、4回転職するのはふつうなので、人によっては10回以上転職するのでしょう。そうしないと、年収が上がらないのですからね。労働市場にそういうダイナミズムが働いているからこそ、イノベーションが生まれるわけです。

日本は、企業人と政治家と官僚が癒着して、労働者の権利や生活が守られない社会です。生産性を高めること=労働者の給料を減らすことになっているのですからね。努力しても意味がない社会を実現してしまったわけです。お偉方にへいこらしていれば、首を切られずに済むと思って、退職するまでじっと我慢しているような労働者ばかりの国に明るい未来はありませんよ。もはや日本企業は、中国の下請けばかりじゃないですか。あと10年もすれば、日本では中国メーカーのクルマが走るようになるに違いありません。スマートフォンがそうだったように。

一般の労働者は、生産性を高める努力を求める要求を安易に受け入れず、給料を上げろと求めるべきです。

とにかく、日本に観光客が押し寄せる理由を正確に理解しておくべきです。日本は、人々が鉄砲や刀を持ち歩いている人はいない治安の良い国であるばかりではなく、質の良いサービスのわりに、物の値段があまりに安いからです。その安さは、日本人労働者の給料の安さが大きく寄与しているのです。その事実を理解せず、日本は素晴らしい文化を持つ国だから、外国人観光客にアピールするのだと思っていたら大間違いです。いくら素晴らしい文化があっても、物価が高ければ、訪れる人は少ないはずです。そろそろ因果関係を整理したほうがいいです。