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生き残っちゃった感覚 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



敗戦から20年くらいの間は、つまり、昭和40年代くらいまでは、おそらく多くの人たちが「生き残れた」もしくは「生き残っちゃった」という感覚を持っていたのかもしれません。

三島由紀夫は「生き残っちゃった」側のようです。

この感覚は、現代日本人にも必要なのではないでしょうか。

日本人は健忘症の人が多いですが、現代日本人の歴史の原点は「敗戦」ですからね。

我々の新たな歴史は「負けた」ところからスタートしているというのは、決して忘れてはいけない感覚です。

終わったところから始まったのではないのです。

いまだに負けを認めようとしない人たちが「終戦」などと言葉を言い換えていますが、そろそろそういうごまかし、不正はやめましょう。もう大人なんですから。