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まんが日本昔ばなし「みちびき地蔵」 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

私の住んでいる地域では初雪です。数週間前に都内で雪が降ったときは、こちらでは雨でしたから。この雪は粒が細かいですね。例年の雪は、水分を多く含み、ボタッとし大ぶりの結晶になることが多いのですが、今回の粒はザラザラしています。重くて、硬い感じです。これをパウダースノーというのでしょうか。上に乗ったら、ずるっと滑りそうです。でも路面は暖かいようで、降ってもすぐに解けてしまいます。

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宮城県に伝わる「みちびき地蔵」という昔話は、東日本大震災のときに話題になったそうです。



こういう形で津波の被害が後世に語り継がれていたことを、現代日本人はすっかり忘れていました。この物語の中の「お父さん」と同じように。改めて、人間はいつの時代も歴史から何も学ばないことを教えてもらった気がします。人間は何も学ばないし、学ぼうとしないからこそ、「歴史は繰り返す」のです。カール・マルクスの言った意味とは違うかもしれませんけどね。「一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」なんてマルクスは『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の中で書いていますからね。しかし2度目だからといって、喜劇になるとは限りません。歴史から学ぶことをしなければ、何度でも悲劇は繰り返されます。悲劇というより惨劇として。

日本製品は思ったより良くない?勢いを失った中国人の消費意欲 - ライブドアニュース

日本のメーカーの製品と言っても、質がよろしくないのは、中国製だからかもしれませんし、日本企業が利益を上げるために、手を変え品を変え、手抜きやコストカットに腐心してきたからかもしれませんね。同じ中国製なら、中国メーカーのパクリ商品でも、質はほぼ同じかもしれません。アマゾンやアリエクスプレスを利用していると、そういうことがだんだんわかってきますね。いずれ自動車の世界でも同じことが起きそうです。

外国人観光客がいまはあまりに多いですけど、そのうち円高になるはずですから、そのときは、潮が引くように、いっせいに彼らを見かけることがなくなるでしょうね。いまは円の価値が不当に低く抑えられているので、いずれ近いうちに反転するはずです。購買力平価の観点で見れば、1ドルは50円でもいいのです。

イギリス人が2000円のラーメンを食べていますが、それはラーメンが贅沢品なのではなく、ふつうの食べ物です。日本人の給料が、本来もらえるはずの額の半分以下なだけです。そういう形で、途上国と競争した結果、日本人は貧乏になり、アジア諸国からの観光客が溢れる国になったわけです。だからこそ、ローマの人間と同じように「老婆の屍を晒して」お金儲けするしか、日本人の生きるすべがなくなったわけです。

Men’s Beauty メンズビューティー|(ボディー・ダイエット)「糖質オフ生活」を続けると味覚が変わるってホント?

私も長らく糖質を制限していますが、言われて見れば、味覚が鋭くなった気もします。プレーンヨーグルトや牛乳がすごく甘く感じます。チョコレートは甘すぎて、食べる気にもなりません。ちなみに、ポテトチップスや柿の種、煎餅、クッキーなどのお菓子や、ケーキや団子の類もまったく食べたいとさえ思わなくなりました。妻が買ってくると、迷惑な気持ちになるくらいです。

昨晩、妻があるテレビ番組を見ていました。血糖値の改善の話をしていたので、興味を持ってしばらく一緒に見ました。食後に5分間スクワットのような運動をすれば血糖値が改善できるという内容でした。そういうこともあるかもしれないな、と思って見ていると、実験方法が科学的ではないので、閉口しました。

被験者は元おニャン子クラブの新田恵利さん一人です。彼女のある日の食後の血糖値を計測しておきます。3回の食事の内、2回正常値を超えていました。別の日に食後に5分間の運動をした状態で測ると、1食以外は正常値の範囲内だったというのです。それを診て、提唱者と思しき医者が「効果があることが証明された」と言っていました。

実験方法が科学的ではないというのは、実験をした2日分の食事の内容がバラバラだったからです。6食ともメニューが違っていました。糖質の量などもまったく揃えずに行った乱暴な実験でした。それでは正しいデータは取れません。厚生労働省の不正統計と同じレベルです。

違うものを比べることに違和感を覚えない人というのは、英語の比較級も苦手なのでしょうね。

比べてはいけないものを比べてはいけないことくらい、なぜわからないのでしょうか。このテレビ番組を見ていた妻も、「この実験はダメなんじゃないの?」と直感的に叫んでいました。その後、私がその理由を丁寧に説明しておきました。

昔からテレビでこういうインチキが繰り返されているのは、番組制作者や出演者に教養がないからでしょう。彼らは何も学ばないし、自分の頭で考えもしないのです。考える力がないのでしょう。日本のテレビがマスゴミとして馬鹿にされるようになったのは、よくわかります。

マスコミも、商売でやっているわけですから、お金の匂いのするものに何も考えずに飛びつく癖があります。彼らの価値判断基準は、儲かるか儲からないか、スポンサーがつくか、つかないか、視聴率が上がるか下がるかだけです。視聴者も彼らの思考の癖、判断基準をしっかり理解した上で、楽しむ能力が必要です。そのための教養です。

たむけん罵倒に激怒する無関係な一般人の心理 | インターネット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

授業でネット上の炎上をどう防ぐかという内容の学生のプレゼンを昨年聞きました。彼らの提案した対策にはまったく効果がなさそうだったので、ここでは紹介しません。

確かに、SNSを使って、他者を攻撃するような人が多く見られます。ひとりのスケープゴートを見つけると、無関係な人たちが挙(こぞ)って集まり、集中攻撃をします。しかし、それはいつもどこかで見ている風景です。もちろん、テレビです。

学校でイジメの事件があると、教育委員会や学校または教員、児童虐待があると、児童相談所や親を集中攻撃します。その攻撃がひとしきり続くと、飽きてしまうようで、すぐに対象を代えて、同じことを他の人に行います。つねに同じ構造です。

ジャーナリズムに携わっている人たちは、根本的な解決策を考えようともしません。彼らの関心事は、誰が悪いのかを特定することと、そいつにどのような懲罰がふさわしいかをサディスティックに思案すること、それをふせぐためにはどんな応急措置が必要かというものです。もっと大きな枠組みで捉えるべき問題も、すべて矮小化して済ませます。驚くべき短見です。

人間が何も学ばない証拠です。教養がなさすぎです。


レオパレス 外壁に違法部材 コスト削減か 「組織的な不正」の声も(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

グラスウールが断熱性が高くて、発泡ウレタンは違法だというのは事実なのでしょうか。法律の問題もあるのでしょうが、科学的な検証を踏まえた上でこの記事を書いているのでしょうか。私にはよくわかりませんけどね。

発泡ウレタンという断熱材がダントツ人気の理由


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