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「大学も対面授業にすべき」とは言い切れない“数字のカラクリ” | PHPオンライン衆知|PHP研究所 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「大学も対面授業にすべき」とは言い切れない“数字のカラクリ” | PHPオンライン衆知|PHP研究所

小中高が対面授業をしているのだから、大学も対面授業を再開しろという意見がネットにあふれかえるほどあります。コロナ禍の当初から、その意見に私は強烈な違和感を抱いていたのですが、その原因がこの記事でよくわかりました。数学的に考えればよかったのです。

感染リスクを考える場合は、単純な倍数ではなく、二次関数で考えなければいけないそうです。高校の1学年の生徒数が300人、大学1年の学生数が1000人を比較すると、人数だけみれば、3.3倍にすぎません。しかし、感染リスクは3.3×3.3で10.89倍になるわけです。規模が4倍なら、感染リスクは16倍だし、規模が10倍なら、感染リスクは100倍になります。

この理屈を運動会と五輪にも当てはめると、政府や文科省が小中高に運動会を中止させる一方で、東京五輪を強行するということは数学的な論理に反するだけではなく、倫理的にはとんでもない犯罪行為となるわけです。そう考えれば、文科省が大学に対面授業を強制することも、もちろん犯罪行為です。したがって、菅総理と萩生田光一文科相は万死に値すると断言できます。