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テレビと企業案件 [コンピュータ・ネット・テレビ]



この方は、テレビ番組がコンビニスイーツランキングのような露骨な企業案件に手を染めた、ばかばかしい実例を取り上げ、こうなったらテレビは終わると言っています。いやあ、テレビは「終わりが見えた」んじゃなく、すでにだいぶ前から終わっていると、一般庶民の大多数は思っているはずです。

テレビをつけると、つねに買え、買え、買え、とうるさすぎます。どれを見ても、テレビ通販にしか見えません。世の中で起きている重要なことを報道するという姿勢よりも、テレビ通販に視聴者を誘導するためのセンセーショナルな事件ばかりを取り上げます。そうして人々を不安や恐怖に陥れ、その対策を取らせるのです。その対策というのは、結局のところ、これを買え、あれを買えです。「備えあれば憂いなし」という諺はありますが、備えというのは、必ずしももの(企業が買ってほしいもの)を買いそろえておくことばかりではありません。政府に災害対策を求めることや、政府がどのような災害対策を行っているのかを調査することも重要です。住宅が災害に遭った時に一時的に住めるような住宅の整備を促進させることも重要です。社会主義的な政策と見られるかもしれませんが、そういう対策こそ社会不安を解消してくれます。東日本大震災時のカビと結露の仮設住宅を21世紀になってまで作り続けている政府はクソです。

クソといえば、我が家のテレビは12年前のソニーのブラビアです。すでにソニータイマーは発動しており、チューナーは数年前に壊れてしまい、ブルーレイレコーダーがないとテレビが見られない代物と化しています。液晶も劣化し、画面が黒っぽくなり、非常に見づらくなっています。それも見る気が起きない原因です。1か月ほど前から、とうとうBS放送も映らなくなり、見られるのは低能な地上波だけです。とはいえ、BSもひどすぎて、NHK以外、どのチャンネルもテレビ通販を朝から晩までやっています。見る気が起きません。地上波もテレビをつけた瞬間、CMが流れている確率が圧倒的に高いです。ほとんどCMです。CMではないときは極めて珍しい状態です。テレビというのはすでに企業側の宣伝ツールになっているだけで、庶民が賢くなるためのツールではありません。啓蒙思想は捨てたのです。テレビを見ると馬鹿になるよ、と子供のころから言われてきましたが、いまほどそれが真実であると感じる時代はありません。テレビはすでに終わっています。

YouTubeにも企業案件というものはありますが、倫理上、YouTubeでは「プロモーションを含みます」という言葉が表示されます。さらに、YouTuberさんも「これは企業案件です」と言明することが多いです。そういうふうに言ってくれるので、それらを見ずに済ますことができます。たいてい、企業案件を受けたYouTuberさんは企業に媚びるので、奥歯にものが挟まったような言い方しかできず、面白さはありません。そんなものを見ても自分の人生には一切役に立ちません。ひところ、YouTube動画で、車中泊で使えるような大型のバッテリーがさんざん取り上げられたことがありましたが、基本的にはすべて企業案件でしたね。近頃ではホームセンターでも見かけますが、私は欲しいとは思いません。ドライヤーも使えないようなバッテリーなのですから、ほぼ無意味です。ゴミです。

YouTubeには「断捨離」や「ていねいな暮らし」みたいなジャンルがありますが、あれも結局のところ、多くは整理収納アドバイザーのような人が講演依頼を受けるための道具として活用されているだけです。企業にまんまと騙されて、モノであふれさせた頭の悪い貧乏人をさらに搾取するための道具です。我々が怖がるべきは、そういうビジネスマン的思考そのものです。

話は変わりますが、今朝は4時起きで、目も頭もぱっちりさえています。23時に寝たので、5時間睡眠です。二度寝できるかもしれませんが、今日はこのまま起きているつもりです。


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