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寝る前のスマホどれだけヤバいか説明します!【精神科医・樺沢紫苑】 [健康・メンタルヘルス]



樺沢先生はいつもブルーライトは悪い、スマホは悪いとおっしゃいます。PCや液晶テレビが悪いとは言いません。不思議です。ブルーライトはスマホから出ているだけで、LED照明からは出ないとでも思っていらっしゃるのでしょうか。

寝る前にスマホを見なかったとしても、テレビやPCの画面を見ることはありますし、そもそもベッドサイドで使っているライトはLEDというケースもあるでしょう。現代人の生活環境ではブルーライトから逃れようがないのです。浴室でリラックスしようと思っても、照明はLED電球を使っていることが多いはずです。

そういう状況ですから、就寝の2時間前からブルーライトをカットするというのなら、照明はすべて消さないといけません。使えるのは、昔ながらの裸電球とろうそくの火だけ。いずれにせよ、ブルーライトを完全にカットするなんて、非現実的な話です。

こんな時代ですから、ブルーライトがあろうがなかろうが、スマホを見ようが見まいが、寝られるように訓練する必要があると個人的には思っています。なんでもブルーライトがいけなんだと真犯人を決めてしまうことで楽になり、睡眠障害が解消する効果もあるかもしれません。その大部分はプラシーボ効果だと思います。

昔からよくあるタイプの議論ですが、テレビが登場したときには、テレビによって一億総白痴化が進むとか、マンガでもインターネットでも同じことが言われました。そのたびにすべて否定されてきたことを樺沢先生はお忘れのようです。

個人的な話ですが、私はブルーライトに悪影響を強く受けるタイプではなさそうです。単なる経験則であって、私の思い込みにすぎないかもしれませんが、寝る前にスマホで何かの記事を読んだり、YouTubeを見ていると眠くなって、寝てしまいます。たまに睡眠不足になることもありますが、スマホによる悪影響ではなく、日常生活におけるその他の要因が絡んでいることが多いです。

ブルーライトは睡眠障害に影響を与えているかどうかわからないという研究結果もあります。樺沢先生は意図的にブルーライトの悪影響を強調していますが、科学なんですから、本当のところはよくわからないと言っておくべきです。樺沢先生はいろんなことを断言する傾向がありますが、科学者としてはどうなんだろうなあ、といつも思います。

ともあれ、なんでも、原因を一つに定めるようなことはアカデミズムの思想に反すると思います。



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