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司法書士 山本浩司のautoma system (1) 民法(1) (基本編・総則編) 第10版 [資格・学び]

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ちびりちびり読んでいこうと思います。

「法律学を理解する上で大切なのは、真理は2つあるということ」(p.2)という言葉には驚きました。非常に魅力的な指摘です。確かに、世間では悪人vs.善人ばかりではなく、善人vs.善人ということも多いものです。どちらも正しいのですが、どちらか一方に勝たせなければいけないというのは大変です。このような対立を解消するのが裁判なのであれば、裁判官の仕事は骨の折れる仕事ですね。裁判官が哲学者のように思えます。しかし、実はある程度パターンが決まっているので(判例があるので)、それに従って裁定すればいいらしいです。さもなければ、永遠に対立が解消せず、裁判の当事者は判決が出る前に寿命を迎えてしまうかもしれません。

練習問題がついているので、少しやってみましたが、難しいです。司法書士の試験は込み入った細かいところまで突っ込まれるのでしょう。この本は何回も読まないと頭に入ってこない本だと思いますが、民法の考え方の本質を理解するにはよい本だと思います。

言葉遣いが荒っぽいというアマゾンレビューがありますが、私自身の言葉遣いもまあまあ荒っぽいので全然気になりません。資格試験の参考書は試験対策に特化した内容にすぎず、しかも無個性な言葉遣いの本が多いのですが、この本は資格試験を受けなくても勉強になると思います。頭で理解するのは難しいのですが、心にすーっと入ってくるような気がします。私とは相性が良いのかもしれません。


司法書士 山本浩司のautoma system (1) 民法(1) (基本編・総則編) 第10版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)

司法書士 山本浩司のautoma system (1) 民法(1) (基本編・総則編) 第10版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)

  • 作者: 山本 浩司
  • 出版社/メーカー: 早稲田経営出版
  • 発売日: 2021/10/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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