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自己啓発書を読んでも意味がない?【精神科医・樺沢紫苑】 [本]



樺沢先生は、自己啓発本を読むことは意味のある事だとおっしゃっています。インプットしたことを、アウトプットする限りという留保がつきますが。

私は樺沢先生とは正反対の考えです。自己啓発本は読んでも意味がないと何十年も思っています。なぜなら、自己啓発本に書かれている内容のほとんどは読まなくてもだいたいわかるからです。たいていは有名な本の二番煎じ、三番煎じであって、極端な場合は、百番煎じかもしれません。しかも、その本に書かれていることは、普通の人間にはできないことが大半です。アウトプットしたくてもアウトプットしようがないような現実離れしたものが多いのです。

逆のパターンもあります。樺沢先生が例に出されていますが、「誰かに何かをしてもらったらありがとうと言え」というアドバイスなんて、自己啓発本なんて読まなくてもふつうに誰もがやっています。そんなことすらできない人は病気です。自己啓発本を読む前に、精神科や心療内科を受診した方がいいのです。

つまるところ、自己啓発本は清涼飲料水のようなものでしかありません。読んだときはすっきりするのですが、すぐにその感覚は忘れてしまいます。読み終わった当日は心境の変化はあるのでしょうが、早ければ翌日からまた同じ状態に戻るのです。人間というものはそう簡単に変わるものではありません。

そういう人間のダメなところを肯定するのが文学です。立川談志的には落語の仲間です。談志は「落語というものは人間の業の肯定だ」と言いましたが、まったくその通りです。それはまた文学の魅力の一つでもあります。自己啓発本なんかを読んでいる暇があったら、小説を読むか、寄席にでも行って、人間というものはどういう因果な生き物なのかを研究したほうがいいですよ。お金の使い方として、どちらが得なのか、しっかり考えたほうが良いと思います。



全然関係ない話を続けます。第二種電気工事士の資格を取ってから、自宅や妻の実家のコンセントを交換する作業をしているのですが、ひとつ気がついたことがあります。それは昔の電気工事士の作業は雑だということです。しかも、現行のルールの下で実技試験を受けたら、確実に落ちるようなことをしているのです。芯線がコンセントから1センチくらい飛び出ているのはよくあります。VVFケーブルの芯線はだいたい10ミリにするのですが、昔のは18から20ミリくらいになっているのです。一発で不合格です。むき出しの芯線に他の芯線が当たったら、ショート(短絡)してしまうし、雨漏りで水がかかって漏電するということすら想定していないのですから、信じられません。我が家は築18年ですので、面倒くさいですが、これから少しずつコンセントやスイッチを交換していきたいと思います。そのときに芯線の長さをチェックして、長すぎたら短くする作業をしておきます。


ヘトヘト岸田首相に自民支持層「離反」が追い打ち…内政ボロボロ、反転攻勢の手は外遊のみ|日刊ゲンダイDIGITAL

円安を放置していること自体、財務省の味方です。まさに「国民の敵」。岸田さんには頑張ってほしいと思っていましたが、もう限界でしょうね。そろそろ辞任なさるべきときが来たと思います。河野太郎に禅譲するのもありかもしれませんが、しばらく政権そのものを野党に譲った方が良いかもしれません。野党もまったく準備はできていないでしょうけど。とにかく、そろそろ国民も、財務省の言いなりになっている自民党が政権を握っている限り、生活が良くならないことを認めたほうが良いと思います。いまだに立憲民主党などの野党を馬鹿にする人たちが多くてうんざりしますが、逆に、自民党はそんなに国民のためになっているのでしょうか。野党並みに無能な政治家しかいないですよね。岸田総理が写っている自民党のポスターに「生活を守る」という文言が見えますが、誰の生活を守るのか主語が明確にされていません。たぶん、自民党の国会議員の生活を守るのか、岸田さん自身の生活を守るのかのいずれかでしょう。


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